宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:03)
昨日、M5.2の中規模フレアが発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 8 --- ---
11/ 7 23:22 C3.1
08:48 M5.2
02:07 C3.5
11/ 6 21:00 C1.7

黒点 11/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
3135 1 α ---
3137 1 α ---
3140 1 α ---
3141 7 βγ M5
3142 8 β ---
3143 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 398 -3.5
-2 h 400 +0.5
-4 h 404 +0.7
-6 h 393 +4.8
-8 h 403 +4.1
-10 h 398 -5.0
-12 h 390 -10.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -44 -/ -
-2 h -31 -/ -
-4 h -38 -/ -
-6 h -46 -/ -
-8 h -71 -/ -
-10 h -88 -/ -
-12 h -53 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 2x10^1
11/ 8 0.5 2x10^3
11/ 7 0.5 2x10^4
11/ 6 0.5 2x10^4
11/ 5 0.6 2x10^4
11/ 4 0.6 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/11/ 3 13:08 太陽風は高速になっています。磁気圏はやや活動的です。
2022/11/ 4 14:02 高速太陽風が続いています。磁気圏の活動も強まりました。
2022/11/ 5 14:23 CMEが発生しています。高速太陽風が続いていますが、速度は下がって来ました。
2022/11/ 6 12:31 高速太陽風は終わりを迎えた様です。磁気圏は穏やかになっています。
2022/11/ 7 13:20 M5.2の中規模フレアが発生しました。10月の黒点相対数は 95.4 でした。
最新のニュース

2022/11/ 8 13:03 更新
太陽風磁場の強まりが到来し、磁場が南向きに変化して磁気圏の活動が強まりました。

担当 篠原

7nTに少し強まっていた太陽風の磁場強度は、
昨日の夕方には14nTへ強まりました。
速度は380〜400km/秒と平均的な状態です。
5日のニュースでお知らせしたCME(コロナ質量放出)の影響が
やって来たのかもしれません。

DSCOVR衛星のデータが一部欠けているので、
ACE衛星のグラフも掲載します。

磁場の南北成分は、
磁場が強まってしばらくして -10nTと南向きに強まり、
この状態が8時間ほど続いています。
このため磁気圏の活動が活発になり、
AE指数は1000〜1500nTの大規模な変化が続きました。

今日未明には磁場は北寄りに切り替わり、
磁気圏は穏やかになっています。

現在も磁場強度は10nTと強まった状態です。
南北成分はグラフの最後で南向きに変わっていて、
この状態が続くと、磁気圏の活動もある程度強まりそうです。

SDO衛星AIA193では、目立つ規模のコロナホールはなく、
太陽風は穏やかに推移しそうです。


太陽は、昨日のM5.2以降は、
同じ3141黒点群でC1.4、C3.1の小規模フレアが発生した程度で、
落ち着いた状態です。

SOHO衛星LASCO C2によると、
昨日のM5.フレアに伴うCMEは小規模で、
左に向かう噴出が淡く見える程度でした。

この動画では、
太陽の向こう側を進む水星が太陽の右側に見えています。
また、右下から小型の彗星が太陽に向かっています。


放射線帯の高エネルギー電子は、
磁気圏活動の強まりの影響で、大きく減少しています。



M5.2フレアによる淡いCMEが左側に噴出しています。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。