宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:08)
昨日、C2.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 3 --- ---
11/ 2 11:09 C2.2
11/ 1 --- ---

黒点 11/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
3131 2 α ---
3135 3 β C2
3136 3 β ---
3137 1 α C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 538 +0.4
-2 h 557 +1.2
-4 h 551 -0.1
-6 h 533 -1.1
-8 h 533 -0.5
-10 h 519 -0.0
-12 h 504 -7.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -33 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -23 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -30 -/ -
-12 h -27 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 2x10^3
11/ 3 0.5 6x10^3
11/ 2 0.5 6x10^3
11/ 1 0.5 1x10^4
10/31 0.5 8x10^3
10/30 0.6 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/10/29 14:22 高速太陽風が到来し、磁気圏の活動が強まっています。
2022/10/30 13:08 太陽風は高速の状態が続いています。磁気圏も活動的です。
2022/10/31 13:07 太陽風は高速の状態が続いています。太陽は穏やかです。
2022/11/ 1 12:47 太陽風は平均的な状態に戻っています。太陽は穏やかです。
2022/11/ 2 13:37 太陽は穏やかです。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2022/11/ 3 13:08 更新
太陽風は高速になっています。磁気圏はやや活動的です。

担当 篠原

昨夜から太陽風の速度は上昇を始め、
今日に入る頃に500km/秒に達しました。
SDO衛星AIA193で見えていたコロナホールの影響が
始まったのではないでしょうか。

速度はさらに560km/秒まで高まり
グラフの最後で急に520km/秒に下がっています。
高速の状態は続いています。

太陽風の磁場強度は、6nTから10nTへ強まり、
現在も強まった状態です。
このため、太陽風の速度は更に高まるかもしれません。
注目してください。

太陽風磁場の南北成分は、
速度が高まった後は0nT付近で、時々南北に変化しています。
磁気圏はやや活動的になっていて、
AE指数のグラフの後半は、
300nTの小規模の変化が続いています。

SDO衛星AIA193では、
中心部のコロナホールは西に進み、
地球への影響が強まってもよいくらいになっています。
コロナホールの広がりは比較的小さいので、
高速の太陽風はあまり長く続かないのではないでしょうか。


太陽は、穏やかな状態が続いていて、
3135黒点群と3136黒点群で
C1の小さい小規模フレアが3回発生した程度です。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。