宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:58)
今日、M2.4の中規模フレアが発生しました。
また、M1.0の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/11 12:31 C3.0
08:16 C3.2
07:01 C2.1
04:10 C3.2
01:07 M2.4
00:30 C4.9
10/10 13:24 C1.3
09:07 M1.0
08:36 C3.6
07:11 C4.1
06:49 C3.6
03:39 C2.0
10/ 9 23:11 C3.9
19:19 C2.8
16:59 C3.3
14:11 C1.3
13:22 C1.2

黒点 10/11 (NOAA)
磁場 フレア
3112 31 β M2
3116 17 β C2
3118 7 β ---
3119 27 β C4
3120 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:55 479 -1.1
-2 h 473 -1.9
-4 h 478 -1.3
-6 h 475 -0.8
-8 h 477 -1.2
-10 h 485 -1.6
-12 h 485 -1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -30 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -14 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 5x10^3
10/11 0.6 9x10^3
10/10 0.5 1x10^4
10/ 9 0.5 1x10^4
10/ 8 0.5 7x10^3
10/ 7 0.5 9x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/10/ 6 11:43 フレアの規模が小さくなっています。太陽風の速度は下がっています。
2022/10/ 7 13:28 太陽は穏やかになっています。9月の黒点相対数は 96.3 でした。
2022/10/ 8 13:49 太陽風は高速ですが、磁気圏は穏やかになっています。
2022/10/ 9 12:47 太陽風は高速の状態が続き、磁気圏は活動的になっています。
2022/10/10 13:16 M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は高速の状態が続いています。
最新のニュース

2022/10/11 12:58 更新
M2.4の中規模フレアが発生しました。太陽風はやや高速に下がっています。

担当 篠原

深夜の11日1時(世界時10日16時)に、
太陽の北西(右上)の3112黒点群で、
M2.4の中規模フレアが発生しました。
3112群では、昨日の朝にもM1.0の中規模フレアが発生していて、
それに続くMフレアです。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

SOHO衛星の画像では、
CME(コロナ質量放出)は見つけられませんでした。

太陽では、中心部北側(上)の3119群でも
C1〜3の小規模フレアが発生しています。

また、昨日の朝ですが、
10日9時(世界時10日0時)頃に、
太陽の南東(左下)に向かってCMEが飛び出しました。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
昨日のニュースでも同じ様な動画を掲載しましたが、
違う現象です。

SDO衛星AIA193を見ると(3枚目の動画)、
太陽の南東側で小規模の爆発現象が発生していた様です。
タイミングや位置が合っているので、
CMEはこの現象に関係しているのかもしれません。
その場合、こちら側の噴出なので、
2〜3日後(発生から3〜4日後)くらいに、
太陽風磁場の強まりなどが到来するかもしれません。
小規模の変化だと思いますが、やって来るでしょうか。


太陽風は、速度が540km/秒から480km/秒に下がり、
やや高速くらいになっています。
高速風は終わりが近いのかもしれません。

磁場強度は、4nT前後です。
南北成分は弱い南寄りになっていて、
AE指数は小規模の変化が発生しています。

SDO衛星AIA193では、
太陽の北側に小さいコロナホールが見える程度です。
太陽風は穏やかになりそうですが、どうでしょうか。




3112群で発生したM2.4の中規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南東に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南東側で発生した現象。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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