宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:16)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/10 09:07 M1.0
08:36 C3.6
07:11 C4.1
06:49 C3.6
03:39 C2.0
10/ 9 23:11 C3.9
19:19 C2.8
16:59 C3.3
14:11 C1.3
13:22 C1.2
10/ 8 18:30 C2.9
09:30 C6.6
03:50 C4.2

黒点 10/10 (NOAA)
磁場 フレア
3111 1 α ---
3112 14 βδ C7
3115 1 α ---
3116 10 β C2
3118 4 β C2
3119 12 β C4
3120 2 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 542 +0.8
-2 h 570 +1.6
-4 h 606 -1.2
-6 h 572 +0.1
-8 h 578 +0.4
-10 h 574 -2.0
-12 h 583 -1.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -26 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -19 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -29 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 4x10^3
10/10 0.5 1x10^4
10/ 9 0.5 1x10^4
10/ 8 0.5 7x10^3
10/ 7 0.5 9x10^3
10/ 6 0.6 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/10/ 5 13:51 M1.6の中規模フレアやフィラメント噴出が発生しています。太陽風は高速です。
2022/10/ 6 11:43 フレアの規模が小さくなっています。太陽風の速度は下がっています。
2022/10/ 7 13:28 太陽は穏やかになっています。9月の黒点相対数は 96.3 でした。
2022/10/ 8 13:49 太陽風は高速ですが、磁気圏は穏やかになっています。
2022/10/ 9 12:47 太陽風は高速の状態が続き、磁気圏は活動的になっています。
最新のニュース

2022/10/10 13:16 更新
M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は高速の状態が続いています。

担当 篠原

昨日の昼、9日12時(世界時9日3時)頃から、
太陽の南東側(左下)に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しました。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。

SDO衛星の画像では対応する変化をはっきりとは見つけられず、
太陽の向こう側の現象ではないかと思います。

STEREO Ahead衛星COR2でもCMEが撮影されていたので、
こちらの動画も掲載します。
現在のAhead衛星は地球とは17度くらいしか離れておらず、
2つの写真を比べても違いが分かりにくくなっています。

太陽では、3112黒点群の活動度が少し高まっていて、
昨日の夕方以降、C2〜3の小規模フレアが続く様になり、
今朝、10日9時(世界時10日0時)に、
M1.0の中規模フレアが発生しています。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

また、3119黒点群でも、
C3.6、C4.1の小規模フレアが発生しています。


太陽風は、550km/秒から今朝にかけて600km/秒まで速度が高まり、
その後540km/秒へ下がっていますが、高速の状態が続いています。
磁場強度は、6nTから4nTへゆっくりと下がっています。
高速風は終わりに近付いているのでしょうか。

磁場の南北成分は、グラフの中盤まで南向きの傾向が続き、
AE指数は700〜1000nTの中規模の変化が次々と発生しています。
グラフの最後で磁場は北寄りの傾向に変わっていて、
この後、磁気圏は穏やかになりそうです。



太陽の左下に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽を左斜めから観測しているSTEREO Ahead衛星COR2によるCME。
(c) STEREO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3112黒点群で発生したM1.0フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。