宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:17)
今日、M1.7の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線はやや強くなっています。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/13 12:48 C4.4
08:39 M1.7
05:43 C3.1
04:52 C3.6
03:53 C5.2
9/12 21:55 C7.4
21:11 C6.3
19:05 C3.5
18:18 C3.7
15:24 C4.6
14:11 C2.9
12:13 C3.2
09:22 C2.8
07:11 C6.1
03:07 C4.7
01:41 C4.8
00:49 C3.6
9/11 23:33 C5.2
22:48 C3.6
21:26 C4.5
19:27 C4.7
08:52 C2.8
04:14 C2.2

黒点  9/13 (NOAA)
磁場 フレア
3092 1 α ---
3094 1 α ---
3096 1 α ---
3097 6 β ---
3098 12 βγ M2
3099 1 α C1
3100 10 β C3
3101 5 βγ C7

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:06 347 +1.4
-2 h 354 +1.7
-4 h 359 +0.9
-6 h 350 +2.1
-8 h 354 +2.0
-10 h 354 +1.5
-12 h 366 +0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -15 -/ -
-2 h -16 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -11 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.6 3x10^3
9/13 6.7 9x10^3
9/12 6.8 3x10^4
9/11 1.3 3x10^4
9/10 1.3 3x10^4
9/ 9 0.7 6x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 9/ 8 13:31 太陽風は高速の状態が続き、磁気圏の活動も続いています。
2022/ 9/ 9 13:23 高速の太陽風が続いていますが、速度は次第に下がっています。
2022/ 9/10 09:51 太陽風は平均的な速度に下がっています。磁気圏も穏やかになっています。
2022/ 9/11 08:47 太陽風は平均的な状態です。磁気圏の活動はやや活発です。
2022/ 9/12 09:58 Cクラスのフレアが頻繁に発生しています。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2022/ 9/13 13:17 更新
太陽風は低速になっています。M1.7の中規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風の速度は、昨日の昼過ぎに400km/秒台を割り、
現在は350km/秒へ下がっています。
太陽風は低速の風に変わっています。

磁場強度は、5nTと平均的な状態が続いています。
南北成分は、弱い南寄り(マイナス)から、
弱い北寄り(プラス)に傾向が変わっています。

磁気圏の活動は穏やかになっています。
AE指数は、前半は小規模の変化が見られますが、
途中から変化がなくなっています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
北側にコロナホールの薄暗い領域が見えています。
この領域の影響は3日後くらいからと考えると、
それまでは穏やかな太陽風が続きそうです。


太陽は、北西(右上)の3098黒点群で、
今朝、13日8時半(世界時12日23時半)に、
M1.7の中規模フレアが発生しました。
Mクラスのフレアの発生は、
世界時9月5日のM1.0以来、一週間ぶりです。

SDO衛星AIA131の動画を掲載します。
X線のグラフが短時間だけ上昇するフレアで、
動画でも一瞬明るく輝くだけです。

太陽の北西の端の3101黒点群でもフレアが続いていて、
C6.3、C7.4などの小規模フレアが発生しています。

太陽の可視光写真を見ると、
南東の端(左下)から新しい黒点が現れています。
緯度と出現のタイミングから考えると、
この領域は、8月25〜30日にかけて
Mクラスのフレアを次々と起こした3088黒点群が、
太陽の向こう側を回って再びこちら側に現れたのかもしれません。
現在の活動度はどの程度でしょうか。


放射線帯の高エネルギー電子は、
どちらの衛星も1万以下に下がっています。



3098黒点群で発生したM1.7の中規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。