宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:58)
今日、C6.1の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が非常に強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
9/12 09:22 C2.8
07:11 C6.1
03:07 C4.7
01:41 C4.8
00:49 C3.6
9/11 23:33 C5.2
22:48 C3.6
21:26 C4.5
19:27 C4.7
08:52 C2.8
04:14 C2.2
9/10 20:07 C2.6
17:37 C1.9

黒点  9/12 (NOAA)
磁場 フレア
3092 2 α ---
3094 1 α ---
3096 5 β ---
3098 12 βγ C6
3099 2 β C1
3100 11 β C3
3101 10 β C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:45 426 -2.4
-2 h 434 -0.4
-4 h 442 -0.9
-6 h 444 -1.4
-8 h 463 -2.9
-10 h 458 -2.2
-12 h 438 -1.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -21 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.0 1x10^4
9/12 1.5 3x10^4
9/11 1.3 3x10^4
9/10 1.3 3x10^4
9/ 9 0.7 6x10^4
9/ 8 0.5 5x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 9/ 7 13:29 高速の太陽風が続いています。8月の黒点相対数は 75.4 でした。
2022/ 9/ 8 13:31 太陽風は高速の状態が続き、磁気圏の活動も続いています。
2022/ 9/ 9 13:23 高速の太陽風が続いていますが、速度は次第に下がっています。
2022/ 9/10 09:51 太陽風は平均的な速度に下がっています。磁気圏も穏やかになっています。
2022/ 9/11 08:47 太陽風は平均的な状態です。磁気圏の活動はやや活発です。
最新のニュース

2022/ 9/12 09:58 更新
Cクラスのフレアが頻繁に発生しています。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

昨日の夕方くらいから、
太陽の北西側(右上)の3098黒点群と3101黒点群の活動が高まり、
今朝、12日7時(世界時11日22時)のC6.1を最高に、
C1〜5の小規模フレアが10回程度発生しています。

1枚目にSDO衛星AIA131の動画を掲載します。
左の3098群と右の3101群で次々とフレアが発生しています。
また、2枚目は、3098群の1日間の発達の様子です。
昨日に比べて黒点が大きく目立つ様になっています。
フレアの規模も少しずつ大きくなっているので、
この後の活動に注目して下さい。


太陽風は、430km/秒と平均的な速度で安定しています。
磁場強度も、5nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、南寄りの変化をしていますが、
振れ幅は小さく、
速度も下がってきたので
磁気圏の活動は規模が小さくなっています。
AE指数は、800nTの変化も起きていますが、
全体としては400nT前後の小規模の変化が続く様になっています。

SDO衛星AIA193を見ると、
北東側(左上)にコロナホールの薄暗い領域がありますが、
中心部はぼんやりと光っているだけです。
27日周期の図を見ると、
前周期は8月17日から太陽風の速度が高まっていますが、
この頃は太陽の中心部に縦に細く伸びるコロナホールがありました。
(図の上部の小さい太陽写真で見ることができます)
しかし、現在はこのコロナホールは消えているので、
太陽風速度の高まりも消えている可能性があります。

明日以降、太陽風がどの様に推移するか注目して下さい。


放射線帯の高エネルギー電子は、
2機とも1万を超える状態が続いています。




3098黒点群(左)と3101黒点群(右)の活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


この1日間の3098黒点群の発達の様子。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。