宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:41)
今日、C3.4の小規模フレアが発生しました。
また、M2.7の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/14 07:11 C2.7
03:29 C3.4
5/13 18:57 C4.3
18:41 C2.7
17:30 C3.0
13:48 C2.6
09:52 C2.5
05:08 M1.3
02:46 C4.4
5/12 19:33 C2.9
16:37 C6.0
11:11 C8.5
07:32 C4.4
03:15 M2.7
01:38 M1.6
00:35 C8.8

黒点  5/14 (NOAA)
磁場 フレア
3006 18 β C3
3007 28 β M2
3008 4 β ---
3010 5 β C8
3011 3 β C3
3012 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 320 -1.5
-2 h 321 -0.3
-4 h 324 -2.3
-6 h 334 -4.0
-8 h 339 -6.2
-10 h 341 -6.5
-12 h 331 -4.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -7 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -28 -/ -
-6 h -34 -/ -
-8 h -27 -/ -
-10 h -6 -/ -
-12 h 3 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^1
5/14 0.8 2x10^2
5/13 1.8 2x10^2
5/12 5.5 2x10^2
5/11 0.7 3x10^2
5/10 0.6 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星電子 (GOES)
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衛星磁場 (GOES)
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Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 5/ 9 14:03 太陽の南東端でフレアが発生しています。4月の黒点相対数は 84.1 でした。
2022/ 5/10 13:39 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。太陽も穏やかです。
2022/ 5/11 13:45 X1.5の大規模フレアが発生しました。太陽風はかなり低速になっています。
2022/ 5/12 12:31 中規模フレアが3回発生し、太陽の東端から活動的な領域が近づいています。
2022/ 5/13 13:01 太陽の東端でM1.3のフレアが発生しました。低速の太陽風が続いています。
最新のニュース

2022/ 5/14 13:41 更新
Cクラスフレアが続いています。太陽風磁場が南向きになり、磁気圏の活動が強まりました。

担当 篠原

昨夜、13日18〜21時(世界時13日9〜12時)頃に、
太陽の南西の端(右下)で大きいプロミネンスの噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304による動画を掲載します。

3日前の5月11日にもそっくりの動画を紹介したのですが、
太陽が活発になってきたことを感じます。

昨日のニュース以降、太陽では、
13日19時(世界時13日10時)に発生したC4.2の小規模フレアが最大で、
その他にC1〜3の小規模フレアが6回ほど発生しています。

活動としては小さいものばかりですが、
SDO衛星AIA131の動画を見ていると、
3007群、3010群、3011群などで活動が頻繁に発生しています。
この後も注目してください。


太陽風は、速度が350km/秒から320km/.秒へ下がり、
より低速の風になっています。
磁場強度は、昨日は5nTと平均的な状態でしたが、
昨夜から少しずつ強まって、現在は10nTに達しています。
CMEによる磁場の強まりが到来しているのかもしれません。

磁場の南北成分は、-5nT前後の南向きの変化が続いています。
速度はだいぶ下がっていますが、
AE指数では1000nTに達する大きな変化も発生しています。

太陽風の図の後半では南向きの磁場は弱くなっていて、
この後、北向きに切り替わるかもしれません。

SDO衛星AIA193では、
北半球のコロナホールが太陽の中心線上に見えています。
現在ここから噴き出している速度の高い太陽風が、
3日後くらいに地球に到来する可能性があります。

現在は低速の風が続いていますが、
16日くらいから変化に注目してください。




太陽の南西の端で発生したプロミネンス噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。