宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:14)
今日、M1.6の中規模フレアが発生しました。
また、X1.1の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 5 07:50 C3.1
05:12 M1.6
04:33 M1.5
03:56 C8.7
03:23 C3.1
02:00 C6.6
01:07 M1.2
00:42 C2.8
5/ 4 21:48 C2.4
20:51 C2.7
19:12 C4.0
17:45 M5.7
17:14 C3.5
14:39 C6.8
11:24 C2.5
09:13 M5.3
06:00 C2.4
5/ 3 22:17 X1.1
20:52 C1.6
16:36 M1.3
13:31 C2.8
10:31 C6.3
03:58 C3.2

黒点  5/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2999 1 α ---
3001 1 α ---
3004 18 βγ X1
3006 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:04 389 -0.3
-2 h 381 -1.1
-4 h 393 -3.1
-6 h 463 +0.5
-8 h 519 -2.1
-10 h 245 +0.2
-12 h 247 +1.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -2 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 3x10^3
5/ 5 0.6 4x10^3
5/ 4 0.7 4x10^3
5/ 3 0.6 3x10^3
5/ 2 0.7 5x10^3
5/ 1 1.2 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/30 10:31 太陽でM1.2の中規模フレアが2回発生しました。高速の太陽風が続いています。
2022/ 5/ 1 11:08 太陽の西の端でX1.1の大規模フレアが発生しました。太陽風は高速です。
2022/ 5/ 2 13:10 太陽風はやや高速になっています。磁気圏も穏やかです。
2022/ 5/ 3 09:52 太陽風は平均的な速度に下がり、磁気圏は穏やかです。黒点が増えています。
2022/ 5/ 4 10:13 X1.1の大規模フレアが発生しました。活動領域は太陽のこちら側に現れています。
最新のニュース

2022/ 5/ 5 10:14 更新
Mクラスの中規模フレアが続いています。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

昨日のフレア以降、太陽の中心部の3004黒点群の活動が高まり、
夕方、4日18時(世界時4日9時)にM5.7、
深夜、5日1時半(世界時4日16時半)にM1.1、
今朝、5日5時(世界時4日20時)にM1.6の中規模フレアが発生し、
その他にも、C8.6、C4.1など小規模フレアが多数発生しています。

M5.7のフレアの様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。
AIA131では、この後も活発なフレアの発生を見ることができています。

SOHO衛星LASCO C2によると、
目立つ程のCME(コロナ質量放出)の発生はないようですが、
太陽の中心部の活動なので、
3日後くらいに弱い太陽風の乱れが到来するかもしれません。

3004黒点群は、この2日ほどで大きく発達しています。
ファイルサイズの関係で1日半に絞っていますが、
可視光写真による黒点の変化を動画で紹介します。

また、太陽の南東の端(左下)の3006黒点群でも
昨日、4日14時半(世界時4日5時半)にC6.7の小規模フレア、
今朝、5日4時半(世界時4日19時半)にM1.5の中規模フレアなど、
回数は多くありませんが、フレアの発生が続いています。

今後もフレアの発生に注目して下さい。


太陽風は、DSCOVR衛星のデータが欠けているので、
ACE衛星のグラフも掲載します。
この2つによると太陽風の速度は360〜400km/秒程度と、
平均的か低速くらいで穏やかに推移しています。
磁場強度も4nTと平均的な状態で安定しています。

磁場の南北成分は、南向きの変化が目立っています。
AE指数は200〜500nTの小規模の変化が度々発生していて、
磁気圏はやや活動的になっています。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見られず、
太陽風は基本的には穏やかに推移しそうです。




3004黒点群で発生したM5.7のフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3004黒点群のこの1日半の変化。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。