宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:23)
今日、C3.6の小規模フレアが発生しました。
また、M1.9の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/17 09:26 C3.0
04:32 C3.6
4/16 23:48 M1.0
22:52 C2.7
20:26 C3.4
17:49 C7.0
16:37 C4.2
16:19 C2.9
15:04 C3.8
13:35 C2.9
11:41 C5.2
07:34 C4.4
03:36 C4.5
4/15 22:49 M1.9
19:34 M1.2

黒点  4/17 (NOAA)
磁場 フレア
2989 2 β ---
2990 4 β ---
2991 1 α ---
2992 4 β ---
2993 6 β M1
2994 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:15 549 +1.5
-2 h 551 +0.6
-4 h 534 +3.2
-6 h - -
-8 h - -
-10 h - -
-12 h - -

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -21 -/ -
-2 h -20 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -25 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^3
4/17 0.6 3x10^3
4/16 0.6 2x10^3
4/15 0.6 1x10^3
4/14 0.7 5x10^3
4/13 0.6 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/12 13:08 ハロー型のCMEが発生し、太陽風の乱れが地球に向かっています。
2022/ 4/13 13:39 太陽風は速度や磁場が度々強まっています。
2022/ 4/14 12:41 太陽風は平均的な状態です。この後、11日のCMEの乱れが到来する可能性があります。
2022/ 4/15 12:52 太陽風の速度と磁場が高まり、磁気圏の活動も活発になりました。現在はやや高速です。
2022/ 4/16 10:37 太陽風の速度は570km/秒に高まっています。太陽の東端の向こう側でMフレアが発生しました。
最新のニュース

2022/ 4/17 10:23 更新
高速の太陽風が続いています。太陽の東端から新しい黒点が現れました。

担当 篠原

太陽風は、DSCOVR衛星のデータが欠けているので、
ACE衛星の図を参照して下さい。
これによると、速度は500km/秒台中盤で推移していて、
現在は540km/秒です。
磁場強度は、7nT前後と少し強まった状態で推移しています。

コロナホールによる高速の太陽風が続いています。

磁場の南北成分は、グラフの前半は北寄りでしたが、
中盤以降、南向きの変化が見られる様になっています。
磁気圏は比較的穏やかですが、
AE指数は途中から小規模の変化が続いています。

磁場の南向きの変化が強まれば、
磁気圏の活動もより活発になるでしょう。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは西側に進み、
昨日よりも見にくくなっています。
高速太陽風はこれから後半に入りそうです。


太陽では、北東の端(左上)に2993、2994黒点群が現れています。
SDO衛星による拡大写真を掲載します。
2つの大きい黒点の向こう側からも新しい黒点が現れそうです。

フレアの発生も続いていて、
2993黒点群で、C5.1、C4.2、C6.9などの小規模フレアと、
17日0時(世界時16日15時)には、
M1.0の中規模フレアが発生しています。
この1日の活動の様子を、SDO衛星AIA131の動画で紹介します。
この後の活動に注目して下さい。



太陽の北東の端に現れた、2993、2994黒点群。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


太陽の北東の端の活動の様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。