宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:52)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/15 --- ---
4/14 --- ---
4/13 02:23 C1.3

黒点  4/15 (NOAA)
磁場 フレア
2989 1 α ---
2990 5 β ---
2991 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 484 +9.6
-2 h 450 +5.6
-4 h 482 -6.4
-6 h 500 -6.8
-8 h 504 -7.5
-10 h 523 -8.9
-12 h 537 -5.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -19 -/ -
-2 h -63 -/ -
-4 h -76 -/ -
-6 h -77 -/ -
-8 h -59 -/ -
-10 h -58 -/ -
-12 h -48 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 1x10^2
4/15 0.6 1x10^3
4/14 0.7 5x10^3
4/13 0.6 3x10^3
4/12 0.8 2x10^3
4/11 0.7 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/10 13:55 太陽風は磁場が強まり、やや高速になっています。
2022/ 4/11 14:38 高速の太陽風が続いています。太陽で小さい爆発が発生しています。
2022/ 4/12 13:08 ハロー型のCMEが発生し、太陽風の乱れが地球に向かっています。
2022/ 4/13 13:39 太陽風は速度や磁場が度々強まっています。
2022/ 4/14 12:41 太陽風は平均的な状態です。この後、11日のCMEの乱れが到来する可能性があります。
最新のニュース

2022/ 4/15 12:52 更新
太陽風の速度と磁場が高まり、磁気圏の活動も活発になりました。現在はやや高速です。

担当 篠原

太陽風は、昨夜、14日21時(世界時14日12時)頃から速度が高まり、
450km/秒の状態から550km/秒へ高まりました。
磁場強度は、その少し前から10nTに少し強まる変化があり、
速度が高まった後に9時間ほどかけて22nTまで強まりました。
はっきりとした変化にはなっていませんが、
この辺りで11日のCMEの影響がやって来たのではないかと思います。

速度は、550km/秒に高まった後はゆっくりと低下に向かい、
今朝くらいで480km/秒とやや高速程度になっています。
磁場強度も今朝以降は低下して、現在は12nTです。
強まった状態は続いています。

磁場の南北成分は、速度が高まった頃から南向きに強まり、
-10nT前後の変化が7時間ほど続きました。
磁気圏の活動も高まって、
AE指数では1000〜1500nTの大きな変化が連続的に発生しています。

その後は磁場の南向きは -5nT程度に少し下がり、
AE指数の変化も一段小さくなっています。
そして、現在は北向きに切り替わっているので、
この後の磁気圏は穏やかになりそうです。

Dst指数の速報値は、最大で -80nTの変化になっています。
中規模の磁気嵐が発生しているようです。

太陽風は、SDO衛星AIA193で見えている
コロナホールの影響により、
このまま高速の状態が続く可能性があります。



太陽では、15日0時(世界時15日15時)頃に
太陽の北部でフィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304の動画を掲載します。
地球に対しては斜め上への噴出ですが、
CMEの弱い影響がやって来るかもしれません。
この後のSOHO衛星の画像に注目してください。

また、X線グラフは、
最後にC4に達するゆっくりした増加が発生しています。
SDO衛星AIA131を見ると、
太陽の東端(左端)の向こう側でフレアが発生しています。
活動的な領域がすぐ近くまで来ているようです。
注目してください。




Dst指数の速報値は -80nTに達していて、中規模の磁気嵐が発生しています。
(c) 京都大学WDC


太陽の北部で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の東端の向こう側で発生したフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。