宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:43)
今日、C5.0の小規模フレアが発生しました。
また、X1.3の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 2 09:58 C3.2
07:35 C5.0
4/ 1 22:26 C2.8
20:22 C2.6
16:14 C4.4
15:16 C4.4
13:00 C2.6
11:50 C3.0
11:30 C5.8
08:46 C4.4
04:29 C5.5
03:22 M9.7
3/31 23:30 C3.9
23:04 C2.9
22:10 C2.4
21:04 C5.4
16:56 C4.0
14:39 C3.2
02:22 X1.3

黒点  4/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2975 24 β X1
2976 6 β ---
2978 9 βγ C4
2981 19 βγ C6
2982 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:34 558 -1.9
-2 h 501 -3.7
-4 h 492 -2.2
-6 h 490 -2.3
-8 h 488 -1.1
-10 h 500 -1.6
-12 h 494 +0.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -41 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -24 -/ -
-6 h -20 -/ -
-8 h -24 -/ -
-10 h -25 -/ -
-12 h -23 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 2x10^2
4/ 2 1.1 7x10^2
4/ 1 6.4 1x10^2
3/31 10.6 4x10^2
3/30 3.0 6x10^2
3/29 17.8 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 3/28 13:11 太陽風は高速になり、磁気圏の活動も強まっています。
2022/ 3/29 13:03 2975黒点群でM4.0などMクラスフレアの発生が続いています。
2022/ 3/30 12:39 CMEによる太陽風の乱れは明日の午前中に到来する可能性があります。フレアが続いています。
2022/ 3/31 12:35 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。X1.3の大規模フレアが発生しました。
2022/ 4/ 1 13:25 太陽風の乱れは続いています。M9.6の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2022/ 4/ 2 11:43 更新
太陽風は高速になっています。太陽でCクラスのフレアが続いています。

担当 篠原

太陽風は、昨日のニュース以降、
磁場強度が20nTから10nTへゆっくりと下がっています。
磁場強度としては、現在も強まった状態です。
速度は、470km/秒から500km/秒近くへ少し上がり、
今朝以降は550km/秒と高速の状態に達しています。

28〜29日のCMEの影響は、
磁場強度の下がりと共に弱まったと思われますが、
それに続いて、SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真の
南西(右下)に見えるコロナホールの影響が始まって、
速度が再び上昇を始めたのかもしれません。

31日未明のX1.3のCMEは、発生から2日半ほどが経過しています。
掲載の太陽風のグラフの後半の
密度と速度の急な上昇がその影響なのか、
これから乱れが到来するのか、注目しているところです。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフの縦軸が大きくなっているため変化が見にくいですが、
あまり強くない南向きの変化が続いています。
このため、磁気圏の活動は活発ですが、
ある程度の強まりに留まっていて、
AE指数は、500〜1000nTの中規模の変化が連続する状態になっています。

磁場強度自体はもっと強まっていたので、
磁場の向き方によっては、
磁気圏活動はもっと激しくなっていたでしょう。


太陽は、南半球の2978黒点群と2981黒点群で
Cクラスの小規模フレアが繰り返し発生していて、
X線グラフは小刻みに変化が続いています。
目立つ規模は、2978群でC4.3、C3.8、1981群でC4.4、C4.9です。

活動の様子を、SDO衛星AIA131のおよそ1日の動画で紹介します。
上側の領域が2978群、下側が2981群です。
活動の規模はまだ小さいですが、
活発に続いているので、この後も注目して下さい。



2978群、2981群のフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。