宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:43)
昨日、M1.5の中規模フレアが、一昨日もM1.4の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/17 --- ---
3/16 08:20 C6.6
07:30 M1.5
3/15 21:33 M1.4
20:23 C1.6
17:03 C3.3
14:39 C3.7
07:06 C5.3

黒点  3/17 (NOAA)
磁場 フレア
2965 20 βγ M2
2967 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:36 379 -1.5
-2 h 383 +0.2
-4 h 382 -1.1
-6 h 391 -2.5
-8 h 394 -2.2
-10 h 397 -1.4
-12 h 401 -2.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -9 -/ -
-2 h -12 -/ -
-4 h -16 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -4 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h -5 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 7x10^1
3/17 0.8 2x10^2
3/16 1.0 2x10^2
3/15 1.6 4x10^2
3/14 0.7 4x10^2
3/13 0.9 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 3/12 13:25 M2.2の中規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりが続き、磁気圏活動も活発でした。
2022/ 3/13 11:21 太陽風は平均的な状態です。CMEによる太陽風の乱れが近づいています。
2022/ 3/14 13:03 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が一時的に激しくなりました。
2022/ 3/15 13:47 太陽風磁場の強まりは続いていますが、磁気圏は穏やかです。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2022/ 3/16 12:59 Mフレアが2回発生しています。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2022/ 3/17 13:43 更新
フィラメント噴出が発生しています。太陽風はやや低速です。

担当 篠原

昨夜、17日22時(世界時17日13時)に、
太陽の中心部の北東側(左上)でフィラメント噴出が発生しました。
GOES衛星SUVI 304による動画を掲載します。
コロナが太陽から上昇し飛び出して行く様子が見事です。

飛び出したCME(コロナ質量放出)の様子は
SOHO衛星LASCO C2、C3で撮影されています。
左側に飛び出しているのがこのCMEです。
ほぼ同時に右に向かって別のCMEが飛び出していますが、
これは、太陽の向こう側で発生した現象で、
GOES衛星SUVI 304の太陽全体の動画の時に、
右下の端で噴出が見えています。

このCMEは、地球に対して斜め方向に飛び出しているので、
影響は小さい規模になりそうです。
3〜4日後くらいに太陽風磁場の強まりが到来するかもしれません。

太陽は、その他は特に目立つ活動は発生していません。


太陽風は、速度が430km/秒から380km/秒へゆっくり下がり、
やや低速になっています。
磁場強度は、3〜4nTとやや弱い状態です。

磁場の南北成分は、弱い南寄りが続いています。
磁気圏では小規模の活動が続いていて、
AE指数は300nTくらいの変化が連続しています。

SDO衛星AIA193では、
南極から伸びるコロナホールが太陽の中心線に達しています。
3日後くらいから太陽風の速度が高まる可能性があります。
ただし、コロナホールの緯度が高いので、
地球への影響は小さいかもしれません。



太陽の北東側で発生したフィラメント噴出。GOES衛星SUVI 304。
(c) GOES (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左に向かってCMEが発生しています。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。