宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:25)
今日、M2.3の中規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/12 07:16 M2.3
3/11 22:22 C2.1
20:14 C2.3
17:40 C2.1
04:30 C3.1
3/10 --- ---

黒点  3/12 (NOAA)
磁場 フレア
2957 1 α ---
2960 2 β ---
2964 9 β M2
2965 15 β C2
2966 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 397 -4.1
-2 h 397 -7.0
-4 h 398 -3.6
-6 h 406 -8.7
-8 h 401 -0.9
-10 h 390 -0.8
-12 h 392 +6.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -47 -/ -
-2 h -33 -/ -
-4 h -32 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h 2 -/ -
-10 h 4 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 7x10^1
3/12 1.0 5x10^2
3/11 2.1 2x10^4
3/10 0.7 1x10^4
3/ 9 0.7 2x10^4
3/ 8 0.6 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 3/ 7 12:11 高速の太陽風が続いていますが、次第に速度は下がりそうです。
2022/ 3/ 8 13:23 太陽風は高速の状態です。磁気圏は活動的になりました。
2022/ 3/ 9 12:49 太陽風は平均的な状態です。2月の黒点相対数は 59.7 でした。
2022/ 3/10 13:29 太陽風は平均的な速度です。磁気圏は穏やかです。
2022/ 3/11 12:50 太陽の中心部でCMEが発生し、太陽風の乱れが地球へ向かっています。太陽風磁場が強まっています。
最新のニュース

2022/ 3/12 13:25 更新
M2.2の中規模フレアが発生しました。太陽風磁場の強まりが続き、磁気圏活動も活発でした。

担当 篠原

今朝、12日7時(世界時11日22時)に、
太陽の南西(右下)の2964黒点群で、
M2.2の中規模フレアが発生しました。
Mクラスのフレアの発生は、
世界時3月2日のM2.0以来で、10日ぶりです。
SDO衛星AIA131の動画を掲載します。

STEREO Ahead衛星によると、
このフレアに伴ってCME(コロナ質量放出)も発生していて、
COR2の動画を見ると、
太陽の右下に向かってコロナのガスが飛び出しています。

発生地点が南西の端に近いので、
地球に対しては斜めの噴出となり、
影響は比較的小さいものになりそうです。


一方、昨日のCMEの到来時刻について、
NOAA/SWPCの予報が発表されました(3枚目の図)。
14日7時(世界時13日22時)頃になる可能性があるとのことで、
発生から3日と少しくらいでの到来と考えている様です。
太陽風の速度は450km/秒近くと、特に高まることはない様です。
磁場の強まりがやって来て、南向きに大きく変化すると、
オーロラなどの磁気圏の活動が強まります。
明後日は、太陽風や磁気圏の変化に注目してください。


太陽風は、速度は400km/秒前後と平均的な状態ですが、
昨夜、11日20時(世界時11日11時)に
磁場の強まりが再び到来しています。
ニュースではお知らせしていなかったのですが、
8日に太陽の北西側で小さいフレアが発生し、
CMEの噴出が起きていました。
この乱れが続いてやって来た様です。

磁場強度は、今朝まで10nT近い強まりが続き、
-5〜 -10nTの南向きの変化が繰り返しやって来ました。
磁気圏の活動は強まった状態が続き、
AE指数では500〜1000nTの中規模の変化が
繰り返し発生しています。

現在は、磁場強度は5nTと平均的な状態に下がっています。
南向きは続いていますが、
磁気圏の活動は規模が小さくなりそうです。



2964黒点群で発生したM2.2の中規模フレア。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


M2.2フレアに伴って、CMEが発生しています。STEREO Ahead衛星COR2。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


昨日のCMEによる太陽風の変化は、14日7時(世界時13日22時)頃に到来する可能性があります。
(c) NOAA/SWPC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。