宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:20)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/ 2 --- ---
3/ 1 --- ---
2/28 18:03 C3.1
17:08 C1.3

黒点  3/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2954 1 α ---
2955 1 α ---
2956 3 β ---
2957 5 β ---
2958 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:15 511 +1.6
-2 h 498 +1.0
-4 h 517 +2.1
-6 h 529 +1.8
-8 h 531 -0.6
-10 h 532 +0.1
-12 h 532 -0.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
10:30 5 -/ -
-2 h 3 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h 1 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 1x10^2
3/ 2 0.7 3x10^2
3/ 1 0.8 5x10^2
2/28 0.7 2x10^2
2/27 0.8 2x10^3
2/26 0.7 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 2/25 13:08 太陽風は平均的な速度になっています。太陽は穏やかです。
2022/ 2/26 13:18 太陽風は平均的な速度です。コロナホールの影響が始まりそうです。
2022/ 2/27 13:22 これから太陽風の速度が高まるかもしれません。Bクラスの小さいフレアが続いています。
2022/ 2/28 13:23 太陽風は高速になっています。磁気圏は比較的穏やかです。
2022/ 3/ 1 14:25 CMEが発生しています。高速の太陽風が続いています。
最新のニュース

2022/ 3/ 2 11:20 更新
高速の太陽風が続いています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランド南島クィーンズタウンの米戸 実さんより、
27日に撮影されたオーロラの写真をいただきました。

現在の高速太陽風の始まりの頃の写真です。
撮影の時の磁気圏の活動は比較的小規模で、
太陽風の速度は450km/秒と高まり始めで、
10nTに強まっていた磁場が南向きに-5nTほど振れ、
AE指数で400nTくらいの変化が発生した頃です。

この4時間ほど前に-13nTの強い南向きが発生していたのですが、
時間が早かったため空の条件が悪く、
オーロラの撮影はできなかったそうです。

低層から高層にかけて、色の変化がとても美しい写真になっています。
光柱があちこちに伸びていて、宇宙空間へのつながりを感じます。

今回の高速風の始まりでは、
太陽風の磁場は北寄りの傾向になっていました。
数少ない南向きのチャンスを捉えた写真です。
素晴らしい光景をありがとうございます。



現在の太陽風は、速度は500km/秒と高速の状態が続いていますが、
磁場強度は5nTから2nTへ下がり、弱くなっています。
コロナホールの影響は、一旦終わりを迎えそうです。

磁気圏はやや活動的で、
AE指数は500nTに達するくらいの変化が時々発生しています。
太陽風の磁場が弱くなってきたので、
今後の活動はより小規模になりそうです。

SDO衛星AIA193では、
次のコロナホールが太陽の西に進んでいます。
明後日くらいからはこの領域の影響が始まりそうです。


太陽は、南東の端(左下)から活動的な領域が近づいていて、
Bクラスの小さいフレアが繰り返し発生しています。
この後、黒点が現れるでしょうか。



ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地27日23時13分(世界時27日10時13分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。