宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:17)
一昨日、M1.6の中規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/31 --- ---
12/30 --- ---
12/29 13:22 C4.6
01:00 M1.6

黒点 12/31 (NOAA)
磁場 フレア
2916 14 βγ C5
2917 1 α ---
2918 9 β M2
2919 1 α ---
2921 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:04 465 +1.8
-2 h 469 +1.5
-4 h 463 +0.8
-6 h 471 +0.4
-8 h 477 -1.2
-10 h 484 -0.7
-12 h 508 -1.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 6 -/ -
-2 h 4 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^2
12/31 0.8 4x10^2
12/30 0.7 2x10^3
12/29 0.7 8x10^2
12/28 0.7 2x10^3
12/27 0.7 4x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/12/26 10:57 太陽風磁場が南向きになり、磁気圏の活動が少し高まりました。
2021/12/27 13:31 太陽風は低速になっています。太陽の活動は落ち着いてきました。
2021/12/28 13:39 太陽風の速度はやや高まっています。M1.8の中規模フレアが発生しました。
2021/12/29 13:47 M1.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に戻っています。
2021/12/30 10:30 太陽風の弱い変化が到来しています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2021/12/31 10:17 更新
太陽風の速度は少し高まっています。太陽は黒点が少なくなっています。

担当 篠原

太陽風は、昨日のニュースの後に速度が400km/秒へ下がり、
夜になると再び上がって、460〜470km/秒で推移しています。
1つ前のコロナホールの影響が続いているのでしょうか。

10nTに強まっていた磁場強度は、夜には3nTに下がり、
以降、やや弱い状態で安定しています。
南北成分は、磁場が強まっていた頃に南向きに少し強まって、
AE指数で500nTの中規模の変化が発生していますが、
磁場が弱まった後は南北の変化も小さくなり、
磁気圏は穏やかになっています。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部の西側(右側)にコロナホールが見えています。
明日以降は、この領域の影響で
太陽風の速度がやや高まるかもしれません。
一方、太陽の東側(左側)にはコロナホールは見られないので、
その後は穏やかな太陽風がしばらく続きそうです。


太陽は、北西(右上)の2921群と2918群で
Bクラスの小さいフレアが続いています。
しかし、2921群は西の端に沈み、
2918群も次第に近づいていて、
この後の太陽は穏やかになりそうです。

今日の可視光写真は、
南西(右下)の2916群が目立っているだけで、
黒点の数がだいぶ少なくなっています。




2021年の更新はこれが最後となりそうです。
今年も1年間ありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。