宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:30)
昨日、M1.6の中規模フレアが、一昨日もM1.8の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/30 --- ---
12/29 13:22 C4.6
01:00 M1.6
12/28 16:30 C7.0
12:48 M1.8
11:07 C2.7
08:20 C2.2
04:25 C1.4

黒点 12/30 (NOAA)
磁場 フレア
2916 14 β C5
2917 1 α ---
2918 10 β M2
2919 1 α ---
2921 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:17 446 +9.6
-2 h 424 +7.8
-4 h 378 +5.9
-6 h 350 +0.6
-8 h 357 +0.1
-10 h 361 -1.2
-12 h 377 -2.5

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 36 -/ -
-2 h 28 -/ -
-4 h 7 -/ -
-6 h 6 -/ -
-8 h -3 -/ -
-10 h -1 -/ -
-12 h 2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 1x10^3
12/30 0.7 2x10^3
12/29 0.7 8x10^2
12/28 0.7 2x10^3
12/27 0.7 4x10^3
12/26 0.7 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/12/25 12:32 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は平均的な速度に下がっています。
2021/12/26 10:57 太陽風磁場が南向きになり、磁気圏の活動が少し高まりました。
2021/12/27 13:31 太陽風は低速になっています。太陽の活動は落ち着いてきました。
2021/12/28 13:39 太陽風の速度はやや高まっています。M1.8の中規模フレアが発生しました。
2021/12/29 13:47 M1.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に戻っています。
最新のニュース

2021/12/30 10:30 更新
太陽風の弱い変化が到来しています。太陽は穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は、ゆっくりと低下が続き、
昨夜遅くには350km/秒まで下がりました。
しかし、今朝早くから高まり始め、
現在は460km/秒となっています。
磁場強度も、5nTと平均的な状態から、
速度とともに変化が始まって、20nTにまで達しました。
現在はグラフの最後で10nTに下がっています。

太陽風がこの後どのように変化するか、注目してください。

太陽風磁場の南北成分は、
グラフでは見にくいですが、
中盤までは弱い南寄りになっていました。
このため、磁気圏では弱い変化が発生して、
AE指数のグラフは200〜400nTの小規模の変化が続いています。
しかし、後半は磁場が北寄りに強まっていて、
AE指数の変化は見られなくなっています。

今後、南北成分が南向きに切り替わる変化が発生すると、
磁気圏の活動が少し高まるかもしれません。

SDO衛星AIA193では、
中心部の小さいコロナホールが西半球側に進んでいます。
明後日くらいに弱い影響が到来するかもしれません。


太陽は、昨日のニュースの時のC4.6小規模フレア以降
目立った変化がなくなっています。

黒点たちは西側に進んでしまい、
SDO衛星AIA193の写真では、
東側(左側)は明るい領域が見られなくなっています。
この後、太陽は穏やかになりそうです。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。