宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:47)
今日、M1.6の中規模フレアが発生しました。
また、M1.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/29 13:22 C4.6
01:00 M1.6
12/28 16:30 C7.0
12:48 M1.8
11:07 C2.7
08:20 C2.2
04:25 C1.4
12/27 05:00 C3.2

黒点 12/29 (NOAA)
磁場 フレア
2916 18 β ---
2917 1 α C1
2918 15 βγ M2
2919 1 α ---
2920 8 β C1
2921 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:34 419 -1.2
-2 h 423 -1.3
-4 h 431 -0.3
-6 h 447 -0.8
-8 h 460 +0.3
-10 h 447 -0.8
-12 h 485 +0.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -7 -/ -
-2 h -4 -/ -
-4 h -7 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -14 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^2
12/29 0.7 8x10^2
12/28 0.7 2x10^3
12/27 0.7 4x10^3
12/26 0.7 2x10^3
12/25 0.8 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/12/24 12:11 高速太陽風は、速度が下がり始めています。
2021/12/25 12:32 Cクラスのフレアが続いています。太陽風は平均的な速度に下がっています。
2021/12/26 10:57 太陽風磁場が南向きになり、磁気圏の活動が少し高まりました。
2021/12/27 13:31 太陽風は低速になっています。太陽の活動は落ち着いてきました。
2021/12/28 13:39 太陽風の速度はやや高まっています。M1.8の中規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2021/12/29 13:47 更新
M1.6の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速度に戻っています。

担当 篠原

昨日、M1.8のフレアを起こした2918黒点群は、
夕方、28日16時半(世界時28日7時半)に
C7.0とやや大きい小規模フレアを起こし、
今日未明、29日1時(世界時28日16時)には、
M1.6と2回目の中規模フレアを起こしています。
その後は落ち着いている印象ですが、
どう推移するでしょうか。

X線グラフの最後で、
C4.6の小規模フレアが発生しています。
これは、太陽中心部南側の2916群で発生しています。


太陽風は、DSCOVR衛星のデータに乱れがある様ですが、
昨日のニュース以降は速度は低下していて、
現在は410km/秒と平均的な速さに戻っています。
太陽風速度の高まりは、1日程度で終わっています。
磁場強度も10nTから5nTへ下がり、平均的な状態です。

AE指数のグラフは、
中盤までは300〜500nTの小規模の変化が続いていますが、
その後は変化が見られなくなっています。

太陽風速度の高まりが終わって、磁気圏は穏やかになりそうです。

SDO衛星AIA193では、中心にコロナホールが見えています。
広がりが小さいので、影響は限定的になりそうですが、
3日後の元日頃に影響がやって来るかもしれません。
新年最初のオーロラ活動に繋がるでしょうか。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。