宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:31)
昨日、C5.2の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 5 --- ---
11/ 4 23:41 C2.9
19:34 C3.5
05:48 C5.2
11/ 3 --- ---

黒点 11/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
2891 7 βδ ---
2893 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:25 580 +10.5
-2 h 568 +11.4
-4 h 580 +10.8
-6 h 601 +9.9
-8 h 608 +8.6
-10 h 623 +8.2
-12 h 622 +5.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -45 -/ -
-2 h -43 -/ -
-4 h -36 -/ -
-6 h -42 -/ -
-8 h -56 -/ -
-10 h -72 -/ -
-12 h -81 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 6x10^2
11/ 5 0.6 2x10^3
11/ 4 14.9 2x10^3
11/ 3 3.8 6x10^2
11/ 2 4.2 4x10^2
11/ 1 5.5 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/10/31 10:00 太陽風はやや低速です。CMEの乱れはこれからです。
2021/11/ 1 13:15 太陽風の乱れが到来しましたが、変化は小規模でした。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2021/11/ 2 14:04 M1.7の中規模フレアが発生しました。太陽風の速度は550km/秒に高まっています。
2021/11/ 3 14:11 高速の太陽風が続いています。CMEによる太陽風の乱れが近付いています。
2021/11/ 4 13:49 今朝、太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動も強まっています。
最新のニュース

2021/11/ 5 13:31 更新
太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が激しくなりました。

担当 篠原

昨日のニュースの後、
太陽風磁場の南北成分が大きく南向きに振れて、
-10〜 -15nTの状態が8時間近く続きました。
速度も700km/秒とかなり高まっていたので、
磁気圏の活動は激しくなり、
AE指数は、2000nTに達する激しい変化が
6時間にわたって発生してます。
極域では素晴らしいオーロラが発生していたのではないでしょうか。

京都大学WDCのDst指数の速報値は、
-107nTまで変化していて、
中規模の磁気嵐が発生しています。
(Dst指数はマイナスに強まります)

まだ速報値の段階ですが、
第25期でDst指数が-100nTに達したのは今回が初めてです。
この指数が-100nTに達したのは、
2018年8月26日の -175nT以来で、3年2か月ぶりです。

太陽風磁場の南北成分は、
昨夜、4日21時(世界時4日12時)に北向きに切り替わり、
AE指数の変化も、グラフの後半は小さくなっています。

現在の太陽風は、速度は550km/秒、磁場強度は13nTと、
下がっては来ましたが、強まった状態が続いています。
この後の変化はどうなるでしょうか。


太陽は、南東(左下)の領域で、
C3.5、C2.9の小規模フレアが発生しています。
可視光写真では、この部分に黒点が現れています。
この後の活動に注目してください。




Dst指数の速報値は、-107nTに達しています。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。