宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:00)
今日、C3.1の小規模フレアが発生しました。
また、X1.0の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線が強くなっています。放射線帯電子は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/31 00:17 C3.1
10/30 12:07 C3.9
10/29 22:19 C2.5
14:45 C5.9
11:07 M1.5
04:26 C3.2
03:07 C3.2
02:35 C4.7
00:20 X1.0

黒点 10/31 (NOAA)
磁場 フレア
2887 13 βγ X1
2889 1 α ---
2891 20 β M2
2892 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 374 -3.3
-2 h 372 -4.1
-4 h 373 -7.5
-6 h 345 +4.5
-8 h 336 +3.1
-10 h 322 +0.4
-12 h 319 +2.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -21 -/ -
-2 h 7 -/ -
-4 h 26 -/ -
-6 h 28 -/ -
-8 h 16 -/ -
-10 h 18 -/ -
-12 h 13 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 6.9 2x10^1
10/31 11.2 2x10^2
10/30 21.9 2x10^2
10/29 29.0 4x10^2
10/28 0.7 2x10^2
10/27 0.7 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/10/26 13:59 太陽の東端の向こう側でフレアが連続しています。
2021/10/27 13:25 太陽の北東端から黒点が現れました。M1.0の中規模フレアが発生しています。
2021/10/28 14:00 Cクラスフレアの発生が続いています。太陽風は低速に戻っています。
2021/10/29 11:23 X1.0の大規模フレアが発生しました。CMEの乱れが地球方向に飛び出しています。
2021/10/30 11:53 Xフレアによる太陽風の乱れが近づいています。太陽の活動はやや落ち着いています。
最新のニュース

2021/10/31 10:00 更新
太陽風はやや低速です。CMEの乱れはこれからです。

担当 篠原

CMEによる太陽風の乱れはまだ到来していません。
太陽風の速度は、
300km/秒から380km/秒へゆっくり高まっていますが、
やや低速の状態です。
磁場強度は、5〜10nTの間を上下していますが、
特に強まったという変化ではありません。

X1.0フレアの発生から2日半が過ぎようとしています。
乱れの到来は近いと考えられますので、
引き続き、太陽風の変化に注目して下さい。

磁気圏は、静穏な状態が続いていましたが、
太陽風磁場に南向きの強まりが発生して、
その影響でAE指数に800nTの中規模の変化が発生しています。

磁場の強まりはその後弱まっているので、
磁気圏の変化も小さくなりそうです。

SDO衛星AIA193では、
北極域のコロナホールが目立っているだけです。


黒点群の活動は落ち着いていて、
昨日のニュース以降は、C 3.9、C3.1などの
Cクラスの小規模フレアが発生しているだけです。
フレアは主に北西の2891黒点群で発生しています。

太陽の北東の端(左上)から、新しい黒点が現れています。


太陽放射線のグラフは、ゆっくりと減少が続いています。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



GOES衛星の太陽放射線データ
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。