宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:51)
昨日、M2.5の中規模フレアが、一昨日もM1.9の中規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/21 --- ---
5/20 14:35 C6.7
06:51 M1.6
02:52 M2.5
5/19 22:38 M1.9
05:12 C4.0
04:33 C4.1

黒点  5/21 (NOAA)
磁場 フレア
3674 5 β ---
3679 11 βγ ---
3683 15 β C7
3684 5 β ---
3685 20 βγ M3
3686 8 β C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
11:45 376 +3.3
-2 h 375 +1.5
-4 h 386 +1.4
-6 h 381 +3.3
-8 h 372 +1.8
-10 h 370 -0.1
-12 h 382 +2.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -13 -/ -
-2 h -22 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -18 -/ -
-8 h -19 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -31 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 6x10^2
5/21 0.5 1x10^3
5/20 0.7 1x10^3
5/19 1.0 4x10^2
5/18 3.4 1x10^3
5/17 9.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

情報ページ
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NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 5/16 12:26 太陽の西端と東端で、X3.4、X2.9の大規模フレアが発生しました。
2024/ 5/17 12:14 太陽風の乱れが到来して、磁気圏の活動が強まりました。
2024/ 5/18 13:43 太陽風の次の乱れが到来して、磁気圏の活動が強まりました。
2024/ 5/19 12:55 太陽風は平均的な状態です。磁気圏はやや活動的です。
2024/ 5/20 13:18 太陽風は平均的な速度が続いています。
最新のニュース

2024/ 5/21 11:51 更新
太陽風はやや低速で、磁気圏は穏やかです。

担当 篠原

太陽風の速度は、370km/秒とやや低速になっています。
磁場強度は、6nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、0nT付近か北寄りの傾向で、
磁気圏は穏やかな状態です。
AE指数は変化が見られなくなっています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
北半球の高緯度寄りと
南東側(左下)にやや小さいコロナホールが見えています。

北半球のコロナホールは緯度が高めですが、
2〜3日後くらいから影響が始まるかもしれません。
続いて、南東側の領域からの可能性があります。
太陽風速度の推移に注目してください。


昨日の午後、20日15時半(世界時20日5時半)に、
太陽を丸く囲むように広がる
ハロー型のCME(コロナ質量放出)が発生しました。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。

太陽では、同じ頃に南西の端近く(右下)で
C6.7の小規模フレアが発生していますが、
発生のタイミングが少し遅い印象であることや、
CMEの広がり方が左右に比較的均等なので、
もっと中心付近で発生している様に思います。
このため、太陽の向こう側で
ある程度規模の大きいフレアが発生したのではないでしょうか。

CMEの広がり方が少し右に偏っているので、
発生源も中心より右寄りにある可能性があります。
今月上旬に活発な活動を起こしていた3664黒点群は、
現在は中心よりも左側に進んでいると思われます。
このため、今回の活動は新しい領域で発生しているかもしれません。

この後も活動が見られるでしょうか。
注目してください。

太陽のこちら側は、
南西の端近くの3683群でC6.7と、
中心部南東側(左下)の3686群でC4.6の
小規模フレアが発生した程度で、
比較的穏やかな状態です。



太陽の向こう側で発生したハロー型のCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2、C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。