宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (15:31)
今日、X1.0の大規模フレアが発生しました。
また、X4.5の大規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/ 8 13:22 X1.0
12:39 M1.9
12:22 M1.9
11:52 M1.2
11:01 M3.4
10:35 X1.0
09:33 C9.4
06:14 M3.3
05:00 M2.1
03:50 C8.4
02:33 C7.2
01:58 C7.8
01:25 M8.2
00:32 C5.0
5/ 7 22:18 M1.0
21:48 M1.5
20:40 M2.4
19:33 C9.5
18:49 C5.5
18:14 C5.5
17:18 M1.4
16:30 M1.1
16:15 M1.5
15:00 M5.1
14:33 C5.7
12:18 C9.6
09:43 M2.6
09:26 M1.1
07:03 M4.3
06:37 M1.2
06:17 C3.3
04:10 C9.4
03:36 C3.0
03:10 C3.7
02:05 C4.3
00:25 C6.2
5/ 6 23:26 C4.4
21:52 C9.3
19:53 C6.5
18:53 M1.5
14:54 X4.5
14:11 M1.3
13:11 C8.8
12:41 C5.8
09:31 M1.6
08:24 C4.1
07:18 C6.2
04:46 M1.3
03:36 M1.0
03:00 C8.7
01:56 M1.3
00:31 M2.2

黒点  5/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
3661 1 α ---
3663 15 βγδ X5
3664 37 βγδ M2
3666 2 α ---
3667 1 α ---
3668 6 β ---
3669 1 α ---
3670 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
15:26 475 +1.7
-2 h 479 +0.7
-4 h 487 -0.1
-6 h 491 +1.9
-8 h 501 +1.0
-10 h 524 +2.6
-12 h 517 +4.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
14:30 -1 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -8 -/ -
-10 h -12 -/ -
-12 h -20 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^1
5/ 8 0.3 2x10^2
5/ 7 0.3 1x10^2
5/ 6 0.3 2x10^2
5/ 5 0.3 2x10^2
5/ 4 0.3 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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Canada (AuroraMAX)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...

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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2024/ 5/ 3 07:27 太陽風磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動が強まりました。
2024/ 5/ 4 09:43 X1.6の大規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2024/ 5/ 5 09:53 3663黒点群でMクラスのフレアが続いています。太陽風は低速になっています。
2024/ 5/ 6 10:11 Xクラスの大規模フレアが2回発生しました。
2024/ 5/ 7 14:14 X4.5の大規模フレアが発生しました。太陽風の速度が高まっています。
最新のニュース

2024/ 5/ 8 15:31 更新
X1.0の大規模フレアが2か所で発生しています。

担当 篠原

太陽の北西の端(右上)に近付いた3663黒点群で、
フレアの発生が続いています。
昨日のニュース以降も、
7日15時(世界時7日6時)のM5.1から、
M1.5、M1.0、M8.2、M3.3と中規模フレアが続き、
8日10時半(世界時8日1時半)には、
X1.0の大規模フレアが発生しました。

M8.2からX1.0にかけての活動の様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。

3663群は、次第に西の端に近付きます。
向こう側に回るまでに、どの様な活動を起こすでしょうか。

一方、中心部南側(下側)では、
3664群と3668群が重なる様に大きな姿になっています。
この1日半の黒点変化をSDO衛星の可視光写真の動画で紹介します。
特に、左側の3668群の変化が目立ちます。

これらの領域ではフレアの発生も増えていて、
昨日のニュース以降、
M1.3、M2.4、M2.1、M3.2、M3.4と中規模フレアが続き、
8日13時半(世界時8日4時半)に、
X1.0と大規模フレアも発生しています。

M2.1からX1.0にかけてのフレアの様子を、
SDO衛星AIA131の動画で紹介します。

STEREO Ahead衛星COR2のコロナグラフによると、
3664群のX1.0大規模フレアに伴って、
CME(コロナ質量放出)が太陽の右下寄りに発生している様です。
CMEが地球の方向にも広がっていれば、
明後日、10日頃に太陽風の乱れがやって来るかもしれません。
この後、SOHO衛星の画像などに注目してください。


太陽風は、速度が540km/秒から470km/秒に下がり、
やや高速くらいになっています。
磁場強度も5nTから4nTに少し下がっています。
こちらは平均的な状態です。

AE指数は、グラフの途中で
200〜500nTの変化が発生していますが、
最後は変化がなくなって、磁気圏は穏やかになっています。




3663黒点群で発生したX1.0などのフレアの様子。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3664群(右)と3668群(左)の1日半の変化。
(c) SDO衛星HMII (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


3664黒点群で発生したX1.0などのフレアの様子。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右下にCMEが飛び出している様です。
(c) STEREO Ahead衛星COR2 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。