宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:41)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
3/18 09:31 C3.8
00:04 M1.0
3/17 23:00 C7.7
22:03 C7.3
21:18 C3.0
15:45 C6.4
13:34 C6.4
3/16 13:35 C1.3

黒点  3/18 (NOAA)
磁場 フレア
3247 1 α M1
3251 1 α ---
3252 1 α ---
3254 4 β ---
3256 1 α C6

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:34 414 +2.9
-2 h 433 -1.6
-4 h 422 -0.5
-6 h 423 -0.4
-8 h 428 -1.1
-10 h 428 +0.0
-12 h 427 +1.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
14:30 -13 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -20 -/ -
-6 h -15 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -12 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.7 5x10^1
3/18 0.8 2x10^2
3/17 0.9 2x10^2
3/16 1.3 2x10^2
3/15 22.0 1x10^3
3/14 13.0 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
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情報ページ
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Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 3/13 13:24 太陽で噴出が続いています。太陽風はやや低速です。
2023/ 3/14 14:04 太陽の向こう側でハロー型のCMEが発生しました。太陽風の乱れが到来しています。
2023/ 3/15 13:51 CMEによる太陽風の乱れが到来しました。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2023/ 3/16 13:10 太陽風は高速の状態です。太陽は穏やかです。
2023/ 3/17 12:39 太陽風は平均的な速度に下がっています。磁気圏は穏やかです。
最新のニュース

2023/ 3/18 14:41 更新
CMEの発生が続いています。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

昨日から今日にかけて、
太陽でCME(コロナ質量放出)が次々に発生しています。

初めに紹介するのは、昨夕、17日18時(世界時17日9時)頃に
太陽の南西側(右下)で発生したフィラメント噴出です。
GOES衛星SUVI 304の動画を掲載します。
コロナの薄暗い筋が、右下に向かって飛び出しています。

SOHO衛星LASCO C2では、
下寄りの右下方向にCMEが広がっています。
地球に対しては横方向への噴出に見えますが、
発生した場所が太陽の中心にやや近いので、
弱い影響はやって来るかもしれません。

そして、今朝、18日4時(世界時17日19時)頃に、
南西の端の向こう側でフレアが発生した様で、
SDO衛星AIA131では、
上空のコロナが明るく光る変化が見えています。
続く様に、18日7時(世界時17日22時)には、
近くの領域でプロミネンスの噴出が発生して、
SDO衛星AIA131では細い明るい筋が飛び出す様子が、
そして、GOES衛星SUVI 304では、
右下に向かってガスが丸く広がる様子が良く見えています。

これにより、太陽の右下に向かってCMEが噴出しています。
SOHO衛星は画像が一部しかなく、
フレアに関係するCMEが飛び出す様子と、
時間が飛んで、プロミネンス噴出によるCMEが飛び出した
痕跡の様な筋が見えています。


太陽風は、420km/秒と平均的な速度が続いています。
磁場強度も6nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
南を向いたり、北を向いたり、ゆっくり変化しています。
南を向いた時に磁気圏の活動がやや強まって、
AE指数に500nTくらいの変化が発生しています。
その他の時間帯は穏やかです。



太陽の南西側で発生したフィラメント噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の下から右下寄りに飛び出すCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


南西の端の向こう側で発生したと思われるフレアの変化とプロミネンス噴出の細い筋。
(c) SDO衛星AIA131 (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


南西の端で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の右下側に飛び出すCME。
(c) SOHO衛星LASCO C2 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。