宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:24)
今日、C5.7の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/ 2 07:17 C5.7
02:52 C3.8
2/ 1 10:24 C1.8
04:25 C2.4
01:03 C3.1
1/31 19:30 C4.8
08:39 C2.0
05:52 C2.1
02:48 C2.9

黒点  2/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
3201 12 α ---
3204 3 β C6
3205 2 α ---
3206 4 β C1
3207 7 β C5
3208 1 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:15 423 +1.0
-2 h 430 -1.1
-4 h 426 -5.9
-6 h 436 -3.1
-8 h 425 -1.3
-10 h 366 +0.9
-12 h 345 +0.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -12 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -7 -/ -
-8 h 16 -/ -
-10 h 15 -/ -
-12 h 15 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 4x10^1
2/ 2 0.6 7x10^2
2/ 1 0.4 3x10^2
1/31 0.4 1x10^3
1/30 0.4 7x10^2
1/29 0.4 1x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2023/ 1/28 14:14 高速の太陽風が続き、磁気圏もやや活動的です。
2023/ 1/29 13:22 高速の太陽風は終わりに近付いている様です。アラスカのオーロラ写真の続きをどうぞ。
2023/ 1/30 13:25 太陽風は平均的な速度になっています。アラスカのオーロラをどうぞ。
2023/ 1/31 12:55 太陽風がやや高速になっています。小さいフレアが続いています。
2023/ 2/ 1 13:15 太陽風は平均的な状態に戻っています。SOHO衛星で96P/マックホルツ彗星が見えています。
最新のニュース

2023/ 2/ 2 12:24 更新
太陽風の小さい乱れが到来しています。96P/マックホルツ彗星の続きをどうぞ。

担当 篠原

昨日紹介した96P/マックホルツ彗星について、
今朝の画像まで含めた動画を掲載します。
彗星は、今日まででLASCO C3の範囲から出て行きそうです。


この動画では、昨夕、1日17時(世界時1日8時)に、
太陽の右上に向かって飛び出すCME(コロナ質量放出)が写っています。
GOES衛星SUVI 304を見ると(2枚目の動画)、
太陽の北西の端(右上)の向こう側でプロミネンスの噴出が発生して、
コロナのガスが噴き出しています。
これが原因の様です。
太陽の向こう側の現象なので、地球への影響はありません。

太陽のこちら側は穏やかな状態が続いていて、
北西の端に沈んで行った3204黒点群で、
C3.7とC5.7の小規模フレアが発生した程度です。


太陽風は、2日1時(世界時1日16時)少し前に、
速度や磁場強度、密度の小さい強まりが到来しています。
そこから2〜3時間ほどかけて、
速度は350km/秒から440km/秒へ、磁場強度は3nTから11nTへ
それぞれ強まっています。
現在は磁場強度は6nTと平均的な状態に戻っています。
速度は430km/秒でこちらも平均的な値です。

磁場の南北成分は、
磁場が強まった頃に南向きの変化がしばらく続きましたが、
磁気圏への影響は限定的で、
AE指数は500nTの変化が見られた程度です。
現在の磁場の南北成分は0nT付近に下がっていて、
この後、磁気圏は穏やかに推移しそうです。



1月29日から今朝にかけての96P/マックホルツ彗星。
(c) SOHO衛星LASCO C3 (ESA & NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の北西の端の向こう側で発生したプロミネンス噴出。
(c) GOES衛星SUVI 304 (NOAA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。