宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:41)
今日、C2.5の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 8 03:48 C2.5
12/ 7 21:56 C5.8
12/ 6 01:45 C2.0

黒点 12/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
3153 14 β C1
3155 1 α C1
3156 2 β ---
3157 10 β C6
3158 8 β C2
3159 1 α ---
3160 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 480 -3.5
-2 h 478 +2.1
-4 h 472 +4.1
-6 h 483 +4.3
-8 h 429 +2.1
-10 h 417 +14.2
-12 h 370 -6.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -26 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -40 -/ -
-8 h -42 -/ -
-10 h -65 -/ -
-12 h -41 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.4 2x10^1
12/ 8 0.6 1x10^3
12/ 7 0.6 3x10^3
12/ 6 0.5 5x10^3
12/ 5 0.6 1x10^4
12/ 4 0.5 3x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/12/ 3 13:40 600km/秒前後の高速太陽風が続いている様です。磁気圏も活動的です。
2022/12/ 4 13:28 M1.2の中規模フレアが発生しました。高速風は続いていますが、速度は下がっています。
2022/12/ 5 14:20 太陽風は高速で、磁場が南向きに変化して磁気圏の活動が強まりました。「しらせ」からのオーロラをどうぞ。
2022/12/ 6 11:31 太陽風は平均的な速度に戻っています。磁気圏は穏やかです。
2022/12/ 7 13:17 太陽風の速度は下がり、低速になっています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2022/12/ 8 12:41 更新
太陽風はやや高速になっています。磁場が南向きに強まり、磁気圏の活動も活発になりました。

担当 篠原

今日に入った頃から太陽風の速度が高まり、
現在は、480km/秒とやや高速の状態に達しています。

DSCOVR衛星のグラフを見ると、
昨夕、7日17時(世界時8日8時)頃に
磁場強度が14nTへ強まる変化が到来し、
320km/秒程度と低速だった太陽風の速度も
少しずつ高まり始めました。

そして、8日1時(世界時7日16時)くらいに、
磁場強度は20nTまで強まります。
その頃から速度もさらに高まり始め、
今朝、8日6時(世界時7日21時)頃に480km/秒前後まで高まり、
以降この状態が続いています。
反対に磁場強度は次第に下がって、
現在は5nT前後と平均的な状態です。

SDO衛星AIA193で注目していた
コロナホールの影響がやって来た様です。
磁場強度はまだ弱くなってはいないので、
この後、速度はもう一段高まるかもしれません。
一方、コロナホールの東西の広がりは小さいので、
太陽風速度の高まりは長くは続かないでしょう。

今後どの様に推移するか注目してください。

太陽風磁場の南北成分は、
磁場が強まり始めた頃に南向きに強まり、
-12nTくらいの変化になりました。
速度はまだ低速でしたが、磁気圏の活動は強まって、
AE指数では最大1700nTに達する大規模な変化が発生しています。
極域ではきれいなオーロラが見られたのではないでしょうか。

太陽風磁場が20nTに強まった頃から、
南北成分は北寄りで変化する様になり、
以降は磁気圏は穏やかになっています。


太陽は、昨夜、8日22時(世界時8日13時)に、
中心部北東側(左上)の3157黒点群で、
C5.8と少し大きい小規模フレアが発生しました。
3157群ではこの他にもC1の小規模フレアが数回発生しています。

また、中心部南側(下)の3153黒点群でも
C1〜2などのフレアが発生しています。

フレアの規模は小さいですが、
現在はこの2つの領域の活動が目立っています。



SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。