宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:31)
今日、C3.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 1 03:07 C2.6
02:04 C2.8
01:11 C3.0
11/30 23:03 C2.6
15:18 C2.2
11/29 --- ---

黒点 12/ 1 (NOAA)
磁場 フレア
3152 2 β C1

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 595 +3.4
-2 h 589 +2.9
-4 h 606 +3.6
-6 h 613 -1.1
-8 h 626 +2.2
-10 h 644 -3.9
-12 h 636 +3.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -23 -/ -
-2 h -27 -/ -
-4 h -32 -/ -
-6 h -36 -/ -
-8 h -23 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 5x10^2
12/ 1 0.5 9x10^3
11/30 0.6 9x10^3
11/29 0.6 1x10^3
11/28 0.5 3x10^3
11/27 0.5 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/11/26 12:46 太陽風は500km/秒台に達し、磁気圏の活動も強まっています。
2022/11/27 15:42 太陽風は高速の状態が続いています。磁気圏もやや活動的です。
2022/11/28 12:30 太陽風は高速で、磁気圏も活動的です。太陽はとても穏やかです。
2022/11/29 12:22 プロミネンス噴出が発生しています。太陽風は高速の状態が続いています。
2022/11/30 13:47 太陽風は速度が600km/秒台に高まり、磁気圏活動も強まりました。
最新のニュース

2022/12/ 1 12:31 更新
太陽風は600km/秒と高速で、磁気圏活動の強まりも発生しています。

担当 篠原

太陽風は、600km/秒前後と高速の状態が続いています。
DSCOVR衛星は速度のグラフが不安定になっているので、
ACE衛星のデータも参照して下さい。
磁場強度は、8nTからさらに強まっていて、
グラフの最後では12nTに達しています。

SDO衛星AIA193では、
注目していたコロナホールは西に半分ほど進み、
影響が始まる目安の位置に達しています。
太陽風はこの後も高速の風が続きそうです。

磁場の南北成分は、やや北寄りの傾向ですが、
南向きにも変化しています。
そのため、AE指数は、
変化が大きくなったり小さくなったりしています。
活発な時は1500nTに達する大規模な変化になっているので、
極域では激しいオーロラが見られたのではないでしょうか。

高速の太陽風はどこまで続くでしょうか。


太陽は、南西の端(右下)に達した3151黒点群と、
南東の端(左下)の新しい領域で、
C1〜3の小規模フレアが10回近く発生しています。

可視光写真では、南東の端には新しい黒点も見えています。
どの様な領域でしょうか。

昨日のニュースで紹介したフィラメント噴出では、
目立つ規模のCME(コロナ質量放出)は発生していませんでした。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。