宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:57)
今日、M1.7の中規模フレアが発生しました。
また、X1.0の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/ 4 09:37 C4.4
06:51 M1.2
06:15 M1.7
05:00 M1.2
04:31 C6.0
00:24 M1.7
10/ 3 23:14 C3.7
21:12 C4.3
19:50 M1.5
18:38 M4.2
18:11 C5.1
16:15 C7.5
14:20 C1.9
13:18 C3.4
12:45 C6.3
11:22 M2.6
07:50 C9.1
04:56 X1.0
03:52 C8.1
02:57 C7.8
02:16 C3.6
00:35 M1.0
10/ 2 23:48 C8.7
22:52 M1.2
22:02 C4.3
20:32 C3.0
14:45 C4.1
13:18 C2.1
11:07 M8.7
05:00 M5.8
03:46 C3.6
03:00 C4.3
02:31 C3.4

黒点 10/ 4 (NOAA)
磁場 フレア
3110 10 β X1
3111 1 α C4
3112 36 βγδ M3
3113 10 β C2
3115 9 β ---
3116 6 β ---
3117 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 552 -0.6
-2 h 518 -1.8
-4 h 490 -1.1
-6 h 485 +3.5
-8 h 526 +0.9
-10 h 473 -0.7
-12 h 532 +9.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -44 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -4 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -17 -/ -
-12 h -36 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 3x10^2
10/ 4 0.5 1x10^3
10/ 3 1.0 2x10^2
10/ 2 0.7 2x10^2
10/ 1 0.5 2x10^2
9/30 0.7 1x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 9/29 12:56 太陽の中心部でフィラメント噴出が発生しました。太陽風の速度は次第に低下しています。
2022/ 9/30 13:38 太陽の北東の端でフレアが続いています。太陽風は再び高速です。
2022/10/ 1 13:41 太陽の北東の端でMフレアが2回発生しています。高速の太陽風が続いています。
2022/10/ 2 14:18 M5.8、M8.7の中規模フレアが発生しました。
2022/10/ 3 13:23 X1.0の大規模フレアが発生しました。太陽風は高速になり、磁気圏も活動的です。
最新のニュース

2022/10/ 4 12:57 更新
Mクラスの中規模フレアが続いています。太陽風は高速です。

担当 篠原

太陽の北西(右上)の3110黒点群の活動が続いています。
昨夕、3日18時半(世界時3日9時半)にM4.2、
直後の3日20時(世界時3日11時)にM1.5、
そして、今朝、4日5時(世界時3日20時)にM1.2、
4日6時(世界時3日21時)にM1.7と、
中規模フレアを4回起こしている様です。
SDO衛星AIA131による動画を掲載します。

北東(左上)の3112群でも、
M1.6の中規模フレアや小規模フレアが発生しています。
太陽の東西で活発な活動が続いています。

また、昨日の朝の現象ですが、
太陽の南東側(左下)で、3日8時(世界時2日23時)頃に、
ダークフィラメントが崩れていく変化が発生しました。
SDO衛星AIA193の動画を掲載します。

この時に、コロナの噴出があり、
太陽の左下に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
広がり方が大きいので、
太陽風の乱れが地球へもやって来るかもしれません。


太陽風は、速度のデータがやや乱れている様ですが、
500km/秒程度の高速の状態が続いている様です。
参考に、ACE衛星のグラフも掲載します。

磁場強度は、6nTから15nTに強まり、
最後は7nTに下がっています。
南北成分はゆっくりと南北に変化していて、
南向きになった頃に磁気圏の活動が強まっています。
AE指数では、1000〜1500nTの大規模な変化が
2回発生しています。

SDO衛星AIA193では、
コロナホールは西の端に達していて、
影響は弱まりそうです。
一方、太陽で飛び出しているCMEの影響も
やって来る可能性があり、
今後の太陽風の変化に注目してください。




3110黒点群のフレアの様子。SDO衛星AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


昨日の朝のダークフィラメントの変化。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左下に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。