宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:52)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子が強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/10 --- ---
8/ 9 --- ---
8/ 8 --- ---

黒点  8/10 (NOAA)
磁場 フレア
3071 1 α ---
3074 1 α ---
3075 1 α ---
3076 1 α ---
3077 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 570 +0.3
-2 h 570 +2.2
-4 h 574 +1.7
-6 h 573 -0.5
-8 h 573 -3.6
-10 h 581 -3.2
-12 h 587 -3.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -26 -/ -
-2 h -19 -/ -
-4 h -29 -/ -
-6 h -35 -/ -
-8 h -36 -/ -
-10 h -38 -/ -
-12 h -32 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.3 9x10^3
8/10 0.4 2x10^4
8/ 9 0.6 1x10^4
8/ 8 0.5 1x10^3
8/ 7 0.5 2x10^2
8/ 6 0.6 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 8/ 5 13:11 太陽風は平均的な状態です。7月の黒点相対数は 91.4 でした。
2022/ 8/ 6 13:04 太陽風はやや低速になっています。フィラメント噴出が発生しました。
2022/ 8/ 7 14:19 太陽の向こう側でCMEが発生しています。太陽風は平均的な速度に戻っています。
2022/ 8/ 8 12:36 太陽コロナの立体視画像を作りました。太陽風は高速になっています。
2022/ 8/ 9 12:31 高速の太陽風が続いています。磁気圏活動の高まりは落ち着きそうです。
最新のニュース

2022/ 8/10 12:52 更新
高速太陽風が続いています。磁気圏も活動的です。太陽立体視画像その2をどうぞ。

担当 篠原

前回(8月8日の記事)の立体画像の翌日にあたる、
7月16日のSTEREO Ahead衛星SUVI 195と、
SDO衛星AIA193の画像を組み合わせて、
太陽の立体視動画その2を作りました。

記事には800幅の画像を掲載しています。
前回と同様に3種類の動画を作っていますので、
見やすい幅のファイルをご覧下さい。

800幅の動画 (16MB) (下に表示している画像です)
1200幅の動画 (31MB)
1600幅の動画 (49MB)

左の太陽を右目で、右の太陽を左目で見る、
交差法の順番で写真を配置しています。
前回と同じ1日幅の動画ですが、
枚数を多くしてより細かく変化が見えるようにしています。
中心部上側、右上、右下と、
次々にフィラメント噴出が発生しています。
その他の領域でもコロナの変化があちこちで見えています。

立体視は、慣れれば簡単に見ることができます。
ぜひ挑戦して下さい。


太陽は、穏やかな状態が続いています。
X線グラフは、
最後に発生しているB9の小さいフレアが最大の変化で、
南西の端(右下)の向こう側で発生しています。


太陽風は、高速の状態が続いています。
昨日のニュース以降は550km/秒で推移しましたが、
夜に入ると590km/秒に高まって、
現在は、570km/秒に少し下がっています。

磁場強度は、7nTから6nTで推移しています。
まだ下がっていないので、
太陽風速度の高まりも続くかもしれません。

磁場の南北成分は、南向きに変化する時間帯があり、
AE指数は500〜1200nTの中・大規模の変化が続いています。
高速風が続いているので、引き続き注目してください。

SDO衛星AIA193では、
中心部のコロナホールは西に進み、
影響は次第に弱まりそうです。


放射線帯の高エネルギー電子は、
増加した状態が続いています。



2022年7月16日の(左)SDO衛星AIA193、(右)STEREO Ahead衛星SUVI 195の画像を組み合わせて立体視する動画。
(c) STEREO (NASA)、SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子 ( 2 MeV 以上 ) の変化
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。