宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:14)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
4/ 8 --- ---
4/ 7 --- ---
4/ 6 19:00 C3.1
07:32 C1.9

黒点  4/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2978 5 β C1
2981 3 β ---
2985 3 β C2
2987 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:34 378 -1.4
-2 h 387 -5.6
-4 h 398 -5.0
-6 h 406 -3.9
-8 h 408 -3.4
-10 h 411 -1.7
-12 h - -

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -22 -/ -
-2 h -24 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -14 -/ -
-8 h -17 -/ -
-10 h -15 -/ -
-12 h -18 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^3
4/ 8 0.6 5x10^3
4/ 7 0.7 9x10^3
4/ 6 0.8 9x10^3
4/ 5 1.1 1x10^4
4/ 4 2.9 5x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 4/ 3 13:39 M3.9、M4.3の中規模フレアが発生しました。高速の太陽風が続いています。
2022/ 4/ 4 13:03 フィラメント噴出が発生しました。太陽風は高速の状態です。
2022/ 4/ 5 13:31 太陽風は平均的な状態です。複数のCMEが発生しています。
2022/ 4/ 6 12:26 太陽風は平均的な状態です。3月の黒点相対数は 78.5 でした。
2022/ 4/ 7 11:38 太陽風は平均的な状態です。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2022/ 4/ 8 12:14 更新
太陽風磁場が南寄りになり、磁気圏の活動がやや強まりました。フィラメント噴出が発生しています。

担当 篠原

昨日のニュース以降、
太陽風の速度は450km/秒に少し高まりましたが、
すぐに400km/秒へ下がっています。
グラフの最後で380km/秒へ少し下がっていて、
この後、低速の状態になるかもしれません。

磁場強度は、7nT前後に少し強まったところで安定し、
南北成分が南向きに偏って変化する様になっています。
このため、磁気圏の活動はある程度強まって、
AE指数は500〜800nTの中規模の変化が連続的に発生しています。

太陽風のグラフの最後で、
磁場の南北成分は0nTに近付いています。
この状態が続くと、磁気圏は穏やかになるでしょう。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部の南側にコロナホールが見えています。
明後日くらいからこの領域の影響で
太陽風の速度が高まる可能性があります。


太陽では、昨日の昼、7日13時(世界時7日4時)頃に、
中心部の南側でフィラメント噴出が発生しています。
SDO衛星AIA304による動画を掲載します。

このフィラメントは今週初めから注目していたのですが
(4月4日以降の記事のSDO衛星AIA193の画像で良く見えていました)、
とうとう噴出しました。

SOHO衛星LASCO C2によると、
南東(左下)に向かってCME(コロナ質量放出)が発生しています。
ただし、発生地点は太陽の中心線にあるので、
コロナのガスは、地球の方向にも飛び出しているかもしれません。
2〜3日後に磁場の強まりなどが到来する可能性がありますが、
前に紹介したコロナホールの影響と重なってしまいそうです。

太陽は、フレアの発生はなく、
全体としては穏やかな状態です。



太陽の南側で発生したフィラメント噴出。SDO衛星AIA304。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


CMEは南東側(左下)に噴出しています。SOHO衛星LASCO C2。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。