宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:27)
昨日、C5.1の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/21 --- ---
2/20 12:39 C5.1
2/19 --- ---

黒点  2/21 (NOAA)
磁場 フレア
2948 4 β ---
2952 1 α ---
2953 3 β ---
2954 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 505 +5.2
-2 h 505 +1.6
-4 h 499 +3.8
-6 h 529 +5.9
-8 h 527 +1.4
-10 h 495 -0.5
-12 h 495 +0.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -10 -/ -
-2 h -5 -/ -
-4 h 1 -/ -
-6 h -1 -/ -
-8 h -9 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.9 6x10^1
2/21 1.5 3x10^2
2/20 1.4 3x10^2
2/19 1.9 6x10^3
2/18 1.4 5x10^3
2/17 1.2 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 2/16 12:48 M1.3の中規模フレアが発生しました。太陽の向こう側で大きいフレアが発生しています。
2022/ 2/17 12:31 太陽は穏やかです。太陽風はやや低速です。
2022/ 2/18 13:02 太陽風は低速です。これから速度が高まるかもしれません。
2022/ 2/19 13:20 太陽風は低速ですが、磁場が南を向いて磁気圏の活動をやや高めています。
2022/ 2/20 14:01 太陽風の速度が高まっています。C5.2の小規模フレアが発生しました。
最新のニュース

2022/ 2/21 13:27 更新
太陽風の弱い乱れが到来するかもしれません。高速の太陽風が続いています。

担当 篠原

一昨日の現象ですが、
SDO衛星AIA193の動画を見ると、
19日21時(世界時19日12時)に太陽の中心部の北側で、
20日2時(世界時19日17時)に南東側(左下))で、
それぞれ爆発現象が発生していました。

STEREO Ahead衛星COR2の動画によると、
初めの爆発で太陽の北寄りに、次の爆発で太陽の南寄りに
淡いCME(コロナ質量放出)が飛び出している事が分かります。
初めのCMEは、地球の正面で発生しているので、
明日か明後日くらいに太陽風の磁場の強まりなどが
到来するかもしれません。
2つめのCMEは、地球に対しては斜め方向ですが、
遅れて影響が到来する可能性があります。

磁場が南向きに強まると、磁気圏の活動は活発になります。
変化が到来するか注目してください。

現在の太陽では、北東の端(左上)から新しい黒点が現れて、
2954黒点群と番号が付けられています。
拡大写真を見ると、その左下側にもう一つ黒点が現れていて、
小さい活動を活発に起こしているのは、
こちらの領域の様です。

X線グラフは、昨日のC5.1以降目立った変化は発生していませんが、
今後の推移に注目してください。


太陽風は、500km/秒と高速の状態が続いています。
磁場強度は、8nTとやや強まっています。

磁場の南北成分は、グラフの中盤までは南北に変化していますが、
後半は北寄りになっています。
AE指数も途中までは300nTの小規模の変化が発生していますが、
現在は変化が見られなくなっています。



19日夜から20日未明に発生した爆発現象。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の上寄りと下寄りにそれぞれ飛び出すCME。STEREO Ahead衛星COR2。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせた図
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr

コロナ
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
磁場 Bz,Bt
nT
Dst
nT
磁場短期変動
nT
イプシロン
MW
GOES 電子
/cm^2 s sr
GOES 陽子
/cm^2 s sr




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。