宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:46)
昨日、C2.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
1/ 9 --- ---
1/ 8 07:03 C2.7
1/ 7 --- ---

黒点  1/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
2924 8 β C3
2925 3 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:34 466 -1.2
-2 h 435 +9.3
-4 h 444 +10.9
-6 h 410 +11.1
-8 h 381 -7.4
-10 h 365 -8.9
-12 h 327 -0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
14:30 -8 -/ -
-2 h -3 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -6 -/ -
-8 h 5 -/ -
-10 h 29 -/ -
-12 h 16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^1
1/ 9 0.8 3x10^3
1/ 8 0.8 2x10^3
1/ 7 0.8 1x10^3
1/ 6 0.8 1x10^3
1/ 5 0.8 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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AIA193動画 (SDO)
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SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2022/ 1/ 4 14:18 高速太陽風は終わりつつあります。太陽は新しい領域が現れそうです。
2022/ 1/ 5 13:31 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽は穏やかです。
2022/ 1/ 6 13:27 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2022/ 1/ 7 13:37 太陽風の速度が少し高まっている様です。12月の黒点相対数は 67.6 でした。
2022/ 1/ 8 14:15 太陽風は低速で、磁気圏は穏やかです。太陽も穏やかです。
最新のニュース

2022/ 1/ 9 14:46 更新
太陽風の速度がやや高まり、磁気圏の活動も一時的に強まりました。

担当 篠原

太陽風は、今日の未明から速度が上がり始め、
昨日は300km/秒と低速でしたが、
今朝、9日8時半(世界時8日23時半)には
470km/秒とやや高速の状態になりました。
その後、少し下がりましたが、
グラフの最後は再び470km/秒となっています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真で注目していた
コロナホールの影響がやって来た様です。

磁場強度も速度と同じ頃から強まって、
こちらは20nTと大きい変化になっています。
グラフの最後は少し下がっていますが、
依然10nTと強まった状態です。

磁場の南北成分は、
磁場が強まった頃から南向きに大きく振れ、
-15nTに達する変化も発生しています。
このため、磁気圏の活動も強まって、
AE指数は1500nTに達する激しい変化が発生しています。

磁場は、今朝以降は北寄りに傾向が変わっています。
このため、AE指数のグラフは、
後半では変化が見られなくなっています。

SDO衛星AIA193で見えていたコロナホールは、
横の広がりは小さかったので、
太陽風への影響は比較的短い時間で終わるのではないでしょうか。
この後の推移に注目して下さい。


太陽は、東端の南北から活動的な領域が現れました。
南の領域には黒点が見えていますが、
北の領域は白斑が見えるだけです。

目立つフレアの発生はなく、
2924群でBクラスの小さいフレアが起きている程度です。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。