宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:13)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/16 --- ---
11/15 --- ---
11/14 --- ---

黒点 11/16 (NOAA)
磁場 フレア
2894 2 α ---
2896 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:04 583 +4.7
-2 h 607 -3.2
-4 h 551 +6.6
-6 h 435 -1.9
-8 h 419 +11.3
-10 h 380 -0.3
-12 h 352 -0.1

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -38 -/ -
-2 h -13 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -1 -/ -
-10 h 3 -/ -
-12 h -14 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
11/16 0.8 3x10^3
11/15 0.8 2x10^3
11/14 0.7 2x10^3
11/13 0.7 1x10^3
11/12 0.8 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
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黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
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SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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AE指数 (京都大学)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/11/11 14:14 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2021/11/12 12:48 太陽風は平均的な状態です。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2021/11/13 13:16 太陽風は低速になり、磁気圏も穏やかな状態です。
2021/11/14 13:01 太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2021/11/15 13:05 太陽風は更に低速になっています。太陽は穏やかです。
最新のニュース

2021/11/16 14:13 更新
600km/秒に達する高速太陽風が到来しています。磁気圏の活動は少し強まっています。

担当 篠原

16日0時(世界時15日15時)から太陽風の速度が上昇を始め、
今朝、16日8時(世界時15日23時)に500km/秒に達して、
高速風になりました。
その後も速度は上昇して、580〜600km/秒に達しています。

速度と共に磁場強度も強まって、今朝早くには20nTに達しています。
その後は少し下がっていますが、
現在も8nTとやや強まった状態です。

太陽風磁場の南北成分は、
-10nTと南向きに強まる変化もありますが、
短時間に終わっていて、
全体としては北寄りに強まっている印象です。

このため、磁気圏の活動はそれほど高まってはおらず、
AE指数は、800nTに達する変化が1回と、
その前後に500nTの変化が見られる程度です。

太陽風のグラフの最後も、磁場は北寄りに変化しています。
この傾向が続くと、
オーロラの活動はあまり高まらずに推移するでしょう。
一方、この後、南寄りに傾向が切り替わると、
磁気圏の活動は活発になりますが、どうなるでしょうか。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
南半球のコロナホールは、北東側(左下)に横に広がっています。
この分布に関係して、今回の高速太陽風は、
しばらく続くことになるのでしょうか。
注目してください。


太陽は、北東の端(左上)から新しい黒点が現れています。

X線グラフに変化はなく、太陽は穏やかです。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。