宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:05)
太陽フレアは静かです。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/ 3 --- ---
8/ 2 --- ---
8/ 1 --- ---

黒点  8/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
2850 3 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:55 353 -3.5
-2 h 369 +3.1
-4 h 385 -4.6
-6 h 395 -1.8
-8 h 398 +0.9
-10 h 394 -11.1
-12 h 389 -6.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -17 -/ -
-2 h -18 -/ -
-4 h -2 -/ -
-6 h 2 -/ -
-8 h -18 -/ -
-10 h -22 -/ -
-12 h 6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 2x10^1
8/ 3 0.6 4x10^2
8/ 2 0.7 6x10^2
8/ 1 0.7 4x10^2
7/31 0.7 8x10^2
7/30 0.7 6x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
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黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 7/29 13:10 太陽風は500km/秒台の高速風になっています。太陽でCMEが発生しています。
2021/ 7/30 12:23 太陽風の速度は下がり始めています。太陽は無黒点です。
2021/ 7/31 12:48 太陽風はやや高速の状態が続いています。小さい黒点が現れています。
2021/ 8/ 1 13:25 太陽風は平均的な速度に戻っています。太陽でフィラメント噴出が発生しました。
2021/ 8/ 2 13:37 太陽風はやや低速になり、磁気圏も穏やかです。
最新のニュース

2021/ 8/ 3 14:05 更新
太陽風の磁場の強まりが到来して、磁気圏の活動を高めています。

担当 篠原

昨日の夕方から、
太陽風の磁場強度とプラズマの密度が上昇を始めました。
29日のニュースでお知らせした、
28日に発生したCME(コロナ質量放出)による乱れが
到来した様です。
CMEの発生から5日ほど経っていて、
少し遅めの到来になっています。

磁場強度は、3日3時(世界時2日18時)頃に
13nTまで強まりました。
その後は一段下がって、5〜8nTとやや強まった状態です。
南北成分は南向きに強まり、
最大で、-13nTの変化になっています。
速度は、380〜400km/秒と平均的な状態でした。

この変化の影響で、磁気圏の活動が高まり、
AE指数は、500〜1200nTの中〜大規模の変化が半日ほど続いています。

太陽風のグラフの最後では、プラズマの密度は下がり始め、
速度は350km/秒と低速になっています。
磁場強度はやや強まったままですが、
乱れは終わりに近付いている様です。

SDO衛星AIA193では、
太陽の北半球と南半球それぞれにコロナホールが見えています。
3〜4日後くらいから、これらの影響が始まるかもしれません。


太陽は、南半球の黒点に2850群と番号が付けられています。

また、SDO衛星AIA193の東端(左端)に、
明るく光る活動的な領域が現れています。
可視光の写真では、現在は白斑が見えるだけですが、
黒点も現れるでしょうか。

X線グラフは、特に変化はありません。




SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。