宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:10)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/29 --- ---
7/28 --- ---
7/27 --- ---

黒点  7/29 (NOAA)
磁場 フレア
なし --- --- ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:04 549 -2.3
-2 h 536 -0.9
-4 h 539 -1.6
-6 h 527 -0.2
-8 h 521 +3.7
-10 h 520 +0.0
-12 h 525 -4.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -10 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -9 -/ -
-6 h -3 -/ -
-8 h -10 -/ -
-10 h -7 -/ -
-12 h 7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
7/29 0.6 2x10^2
7/28 0.7 4x10^2
7/27 0.7 5x10^2
7/26 0.7 4x10^2
7/25 0.7 3x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 7/24 13:40 太陽の南東でC4.3の小規模フレアが発生しました。
2021/ 7/25 12:49 太陽は穏やかです。太陽風は低速になっています。
2021/ 7/26 12:09 低速の太陽風が続いています。太陽は穏やかです。
2021/ 7/27 12:31 低速の穏やかな太陽風が続いています。太陽で小さいフレアが発生しています。
2021/ 7/28 12:17 太陽風磁場の強まりが到来しています。速度は低速の状態です。
最新のニュース

2021/ 7/29 13:10 更新
太陽風は500km/秒台の高速風になっています。太陽でCMEが発生しています。

担当 篠原

昨日のニュースの後、太陽風の速度は400km/秒に上がり、
夜になると更に上昇して、
530km/秒と高速の風に変わりました。
27日周期の図の前周期に見られた高速風が、
少し遅れて到来した様です。
速度は現在も540km/秒に高まった状態です。

10nTを超えて強まっていた磁場強度は、
速度が高まる頃に下がり始め、
5nTと平均的な値に戻っています。

磁気圏の活動は少し高まって、
AE指数では、
500〜800nTの中規模の変化が発生しています。

前周期の高速風は、3日ほど続いています。
今回も比較的短い期間で終わりそうです。
現在のSDO衛星AIA193には、
中心部に小さいコロナホールが見える程度です。


太陽は、南半球の2849黒点群に小さい黒点が微かに見える程度で、
NOAA/SWPCの報告では、「黒点群なし」となっています。

28日16見半(世界時28日6時半)に、
北西の2846黒点群の領域で、
B6.9の小さいフレアが発生しています。
SDO衛星AIA193による動画を1枚目に掲載します。

X線の強度変化としては小さいフレアですが、
動画を見ると、広い範囲でコロナのガスに動きが発生しています。

SOHO衛星LASCO C2、C3 (2枚目の動画)や、
STEREO Ahead衛星COR2 (3枚目の動画)では、
CME(コロナ質量放出)が飛び出す様子が撮影されています。
地球に対しては斜め方向ですが、
小規模の影響が地球へやって来る可能性があります。
8月1日前後に磁場の強まりが到来するかもしれません。




2846黒点群の領域で発生したB6.9の小さいフレア。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


B6.9フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


B6.9フレアに伴って発生したCME。STEREO Ahead衛星COR2。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。