宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

Supported by NIT, Kagoshima College  
太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:38)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
7/20 --- ---
7/19 --- ---
7/18 --- ---

黒点  7/20 (NOAA)
磁場 フレア
2842 10 β ---
2845 4 α ---
2846 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:25 456 +0.1
-2 h 467 -0.3
-4 h 454 -1.2
-6 h 445 -2.7
-8 h 428 -1.8
-10 h 433 -3.1
-12 h 430 -1.3

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -5 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h -3 -/ -
-6 h 1 -/ -
-8 h -1 -/ -
-10 h 20 -/ -
-12 h 17 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 5x10^1
7/20 0.8 4x10^2
7/19 0.8 3x10^2
7/18 0.7 4x10^2
7/17 0.9 2x10^2
7/16 0.8 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
太陽写真 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
K指数 (NOAA)
地上磁場 (NICT)
Live!オーロラ (遊造)
昭和基地カメラ (NIPR)
TromsoLongyear...
Canada (CSA)

情報ページ
宇宙天気用語集
宇宙天気日報
宇宙天気臨時情報
NICT宇宙天気情報センター
Space Weather Prediction Center
これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 7/15 12:40 太陽風は低速の状態が続いています。磁場が強まって、磁気圏が活動的になりました。
2021/ 7/16 12:20 太陽風の速度が少し高まりまっています。
2021/ 7/17 09:58 太陽の向こう側でCMEが発生しています。太陽風は平均的な速度です。
2021/ 7/18 10:19 太陽の向こう側でCMEが続いています。太陽風は平均的な状態です。
2021/ 7/19 12:31 太陽の2844群は緯度の高い珍しい黒点群です。太陽風はやや低速になっています。
最新のニュース

2021/ 7/20 12:38 更新
太陽の南東の端から活動的な領域が近づいています。太陽風の速度は少し高まっています。

担当 篠原

17日と18日のニュースで紹介した
太陽の向こう側で発生したCME(コロナ質量放出)について、
STEREO Ahead衛星による動画を紹介します。

1枚目は、世界時15日21時頃に発生したフレアとCMEの様子です。
EUVI 195とCOR2を繋げて動画にしています。
SOHO衛星で見えていた激しいガスの噴出を、
少し横向きから見ています。
この現象が地球側で発生していた場合、
どのような規模のフレアと太陽風の乱れになっていたでしょうか。

2枚目は、世界時17日5時頃のフレアとCMEです。
COR2の画像は枚数がまだ少なく、粗い動画になっています。
この動画では、EUVI 195(緑色の写真)で、
フレアの後にコロナのガスの乱れが
太陽の手前側に広がる様子が印象的です。

これらの活動を起こした領域が、
太陽のこちら側に近付いています。
今日のX線グラフでは、
グラフの最後にC1に達する時間幅の広いフレアが発生しています。
このフレアは、まだ太陽の南西の端(左下)の向こう側にある、
2つの動画のフレアを起こした領域によるものです。
今後の活動に注目して下さい。

現在の太陽は、
北東の端(左上)に現れた黒点に2846群と番号が付き、
南半球の高い緯度の2844群は見えなくなっています。

南東の端(左下)には白斑が見え始めていて、
この後、黒点も姿を現すかもしれません。



太陽風は、昨夜くらいから速度が上昇を始め、
現在は460km/秒と少し高まっています。
磁場強度は、昨夜以降、7nT前後と少し強まっています。

このまま更に速度は高まるのでしょうか。
SDO衛星AIA193では、
コロナホールは特に見られなかったのですが、
今後の速度の変化に注目して下さい。

磁場の南北成分は、比較的南寄りで推移しています。
磁気圏では小規模の活動が起きている様で、
AE指数は300nT程度の変化が数回発生しています。
今後速度が更に高まれば、
磁気圏活動の規模もより大きくなるでしょう。



STEREO Ahead衛星による、世界時15日21時頃に発生したフレアとCME。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


STEREO Ahead衛星による、世界時17日5時頃に発生したフレアとCME。
(c) STEREO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



  宇宙天気ニュースは、
  鹿児島工業高等専門学校にWebサーバを設置しています。

このニュースについて、コメントなどがありましたら、
篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。