宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:40)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/14 --- ---
5/13 --- ---
5/12 18:15 C1.5

黒点  5/14 (NOAA)
磁場 フレア
2822 3 βδ C2
2823 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:34 401 +1.2
-2 h 409 +0.6
-4 h 402 -0.1
-6 h 403 -1.7
-8 h 435 -0.5
-10 h 427 +0.6
-12 h 424 -0.2

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -7 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -18 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -25 -/ -
-10 h -27 -/ -
-12 h -26 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 4x10^1
5/14 0.7 2x10^2
5/13 0.7 1x10^2
5/12 0.7 8x10^2
5/11 1.1 6x10^2
5/10 0.7 4x10^2

静か 激しい 非常に


















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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 5/ 9 13:44 C8.6の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2021/ 5/10 12:53 フィラメント噴出とC4.0の小規模フレアが発生しています。太陽風は低速です。
2021/ 5/11 14:20 太陽の活動は落ちついています。4月の黒点相対数は 24.5 でした。
2021/ 5/12 13:19 太陽風は低速の状態が続き、磁気圏も穏やかです。
2021/ 5/13 12:42 太陽風の乱れが到来し、磁気圏の活動が強まりました。
最新のニュース

2021/ 5/14 12:40 更新
太陽風は平均的な状態に戻っています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

ニュージーランドの米戸 実さんより、
南島クィーンズタウンで、
現地13日1時28分(世界時12日13時28分)に撮影された
オーロラの写真をいただきました。

太陽風の乱れが到来した後、
磁場が大きく南向きに変化して磁気圏の活動が高まり、
AE指数の変化が1500nTに達しようとしていた頃の撮影です。

米戸さんによると、
南の地平線辺りが明るくなってきたので撮影を行ったところ、
真っ赤なオーロラが地平から65度の高さまで広がっていたとのことです。
ただし、肉眼では白くも赤くも見えておらず、
写真に撮って初めて気付く状態だったそうです。

この写真は、対角魚眼レンズを使用しているので画角がとても広く、
下は南の地平線を撮っていますが、写真の途中で天頂を超えていて、
左上の天の川が濃くなっているところは
いて座、さそり座のあたりですが、
ここは北の空になるそうです。

赤い光に強い天文改造カメラならではの壮大な写真を
どうもありがとうございます。
写真中央やや左下で、大マゼラン、小マゼランが
赤い光に飲み込まれているのがとても印象的です。



現在の太陽風は、速度400km/秒、磁場強度4nTと、
どちらも平均的な状態に戻っています。
太陽風の乱れは通り過ぎたと言えそうです。

磁場の南北成分は、0nT付近で小さく変化しています。
AE指数は、小規模の変化が発生する程度で、
磁気圏は概ね静穏です。

SDO衛星AIA193では、
東側(左側)の低緯度域と南極付近の高緯度域に
コロナホールが見えています。
3〜4日後くらいから、これらの領域の影響で
太陽風の速度が高まるかもしれません。


太陽は、今朝、14日9時半(世界時14日0時半)に、
南半球の2823黒点群でB5の小さいフレアが発生しています。

北半球の2822黒点群でも、
小さい活動が頻繁に発生しています。
引き続き注目してください。




ニュージーランド南島クィーンズタウンで、現地13日1時28分(世界時12日13時28分)に撮影されたオーロラ。
(c) 米戸 実氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。