宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (07:59)
今日、C3.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風南向き磁場がやや強くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/15 07:42 C1.6
02:45 C1.5
01:50 C3.6
8/14 09:22 C5.0
06:29 C4.4
03:42 C4.6
01:39 C1.8
8/13 20:25 C2.8

黒点  8/14 (NOAA)
磁場 フレア
1814 1 α ---
1817 22 βγ C4
1818 17 βγ C2
1819 4 β ---
1820 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
07:56 467 -3.1
-2 h 468 -2.4
-4 h 464 -1.6
-6 h 474 +2.6
-8 h 462 +3.4
-10 h 449 +2.9
-12 h 450 +2.6

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
07:30 -15 -/ -
-2 h -14 -/ -
-4 h -11 -/ -
-6 h -10 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -13 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^2
8/15 0.3 3x10^2
8/14 0.3 6x10^2
8/13 0.3 2x10^3
8/12 0.3 1x10^3
8/11 0.4 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
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AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 8/10 10:00 太陽風の速度がやや高速に上がっています。C2.0の小規模フレアが発生しました。
2013/ 8/11 07:32 太陽風は400km/秒近くに下がっています。太陽は穏やかです。
2013/ 8/12 13:07 1817黒点群が大きく発達しています。Cクラスのフレアも続いています。
2013/ 8/13 11:05 1817黒点群でM1.5の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速です。
2013/ 8/14 11:32 太陽の西端でCクラスフレアが続いています。明日くらいから高速風が到来するかもしれません。
最新のニュース

2013/ 8/15 07:59 更新
太陽でフィラメントの噴出が発生しました。太陽風はやや高速になっています。

担当 篠原

太陽の南半球にずっと見えていたダークフィラメントが
昨夜から今朝にかけて噴出を起こしました。
SDO衛星AIA304による動画を見てください。

太陽の南西(右下)で黒いかたまりの様に浮かんでいた
ダークフィラメントが、
ゆっくりと上昇し、外へ向かって噴き出しています。
拡大写真では、ガスの細かい動きも良く見えて、
なかなかの迫力です。

この噴出によって、CMEが発生しています。
SOHO衛星LASCO C2の最新写真の右下に、
ちらっと顔を出しています。
まだ発生直後なので、詳しくは明日お知らせします。

太陽では、1818と1817黒点群が目立っています。
昨日と同じサイズで拡大写真を掲載します。
形の変化など見比べてください。

この1817黒点群で、C1.5、C3.6、C1.5と
小規模フレアが発生しています。


太陽風は、速度がゆっくりと上がって、
480km/秒とやや高速の風になっています。
磁場強度は5nTと平均的な状態で安定しています。

コロナホールの影響が及び始めているのかもしれません。
しかし、磁場強度があまり高まっていないので、
本格的な影響はこれから更にやって来るのではないかと思います。
この後も太陽風の変化に注目してください。

磁気圏は、太陽風磁場の南向きに反応して、
AE指数で500nT程度の変化が、
グラフの前半と最後に起きています。

今後磁場強度が強まる変化が到来すると、
より規模の大きいオーロラ活動が発生するかもしれません。



太陽の南西(右下)へ向かって、フィラメントが噴出しています。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


フィラメント噴出によるCMEが、太陽の右下に噴き出しつつあります。
(c) SOHO (ESA & NASA)


1818、1819、1817黒点群の拡大写真。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース )


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。