宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:00)
今日、C2.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/10 05:12 C2.0
8/ 9 --- ---
8/ 8 --- ---

黒点  8/10 (NOAA)
磁場 フレア
1809 1 α ---
1813 8 β ---
1814 1 α ---
1816 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:56 473 -0.5
-2 h 486 +2.5
-4 h 473 +3.2
-6 h 454 -1.3
-8 h 401 +6.6
-10 h 403 +7.2
-12 h 411 +9.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -11 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -12 -/ -
-6 h -11 -/ -
-8 h -13 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -11 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 2x10^3
8/10 0.3 4x10^3
8/ 9 0.3 1x10^4
8/ 8 0.3 1x10^4
8/ 7 0.3 2x10^4
8/ 6 0.3 1x10^4

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2013/ 8/ 5 11:54 高速の太陽風が到来しました。磁場が南向きに強まって、磁気圏の活動度も高まっています。
2013/ 8/ 6 12:37 太陽風の速度は480km/秒と少し下がっています。イギリス北端のオーロラ写真をどうぞ。
2013/ 8/ 7 11:37 太陽風は平均的な状態で、磁気圏も概ね静穏です。SDO衛星で部分日食が見えました。
2013/ 8/ 8 11:15 太陽の活動は穏やかです。太陽風は400km/秒台と平均的な状態が続いています。
2013/ 8/ 9 11:43 太陽風は低速風に変わっています。太陽の活動も穏やかです。
最新のニュース

2013/ 8/10 10:00 更新
太陽風の速度がやや高速に上がっています。C2.0の小規模フレアが発生しました。

担当 篠原

太陽風は、低速状態からやや高速の風に変わっています。
昨日の午後から、太陽風磁場がゆっくりと強まりはじめ、
夜には8nTくらいにやや高まっていました。
それに続いて速度も上がりはじめ、350km/秒の低速状態から、
現在は470km/秒とやや高速の風に変わっています。
磁場強度は少し下がって、現在は5nTと平均的な値に戻っています。

磁場の南北成分は、北寄りの傾向になっています。
このため、磁気圏の活動はあまり高まっていないのですが、
世界時9日20時のAE指数に300nTくらいの小さい山が発生しています。

この時のオーロラの活動を、
南極の昭和基地の全天カメラが撮影しています。
弱い活動ですが動画をご覧ください。
前半では、より上空に輝いている赤い色のオーロラも良く見えています。
また、オーロラを横切るように天の川も見えています。
この空に見えている南の空の星たちを2枚目の写真で紹介します。
さそり座や南斗六星(いて座)は日本でも見えますが、
この写真では逆立ちしています。


太陽風の高まりがどのくらいまで続くのか注目されますが、
加えて、8日に発生したCMEの乱れも近づいていると思われます。
こちらの到来は明日か明後日くらいになると思いますが、
太陽風の変化に注目してください。


今回の太陽風の変化を受けて、
放射線帯の高エネルギー電子は、減少しています。


太陽では、今朝、10日5時(世界時9日20時)に、
C2.0の小規模フレアが東の端で発生しました。
Cクラスに達するフレアは、7月31日以来、10日ぶりです。
発生したところから新しく黒点が現れています。



南極の昭和基地で、全天カメラにより撮影されたオーロラ。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


昭和基地の全天カメラに見えている南の空の星たち。
(c) 国立極地研究所、加工 : 宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。