宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:23)
今日、C3.0の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
8/21 06:31 C1.4
01:22 C2.3
00:44 C3.0
8/20 --- ---
8/19 --- ---

黒点  8/21 (NOAA)
磁場 フレア
2858 4 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 312 +6.1
-2 h 313 +2.8
-4 h 308 +5.4
-6 h 300 +4.0
-8 h 311 +2.7
-10 h 321 -1.2
-12 h 324 -0.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
12:30 -6 -/ -
-2 h -10 -/ -
-4 h -13 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -24 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.6 2x10^1
8/21 0.8 2x10^2
8/20 0.8 4x10^2
8/19 0.7 5x10^2
8/18 0.7 6x10^2
8/17 0.7 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期
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黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
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AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
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STEREO (STEREO)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 8/16 12:55 太陽風は400km/秒台に戻っています。
2021/ 8/17 13:05 太陽風は450km/秒付近で推移しています。
2021/ 8/18 13:28 太陽風は平均的な状態が続いています。
2021/ 8/19 12:57 太陽風は低速になっています。新しい黒点が現れています。
2021/ 8/20 13:15 低速の太陽風が続いています。磁気圏が少し活動的になりました。
最新のニュース

2021/ 8/21 13:23 更新
太陽の東端から黒点が現れています。太陽風は低速です。

担当 篠原

太陽の北東の端(左上)から新しい黒点が姿を現しました。
昨日からBクラスの小さいフレアを起こしていた領域で、
今日に入ると、
21日1時から1時半(世界時20日16時から16時半)にC3.0とC2.3、
今朝、21日6時半(世界時20日21時半)にはC1.4と、
小規模フレアを3回発生させています。

活動の様子を、SDO衛星AIA171の動画で紹介します。
この動画では、太陽の北東(左上)だけでなく、
南東(左下)でも活動が発生しています。
STEREO Ahead衛星によると、
こちら側にも活動的な領域があり、
この後、SDO衛星でも見えるようになるでしょう。

この南東の領域で、
20日15時(世界時20日6時)頃にフレアが発生した様で、
SDO衛星AIA171では、コロナのガスが飛び出し、
その後にポストフレアループが輝いています。
そして、SOHO衛星LASCO C2、C3では、
CME(コロナ質量放出)も撮影されています。
地球に対して横向きに飛び出しているので、影響はありません。

北東側(左上)では、見えてきた領域の向こう側にも
別の活動領域がある様です。
この後、太陽の活動が高まって行くでしょうか。


太陽風は、310km/秒と低速の風が続いています。
磁場は、昨日のニュースの後に
5nTから7nTへゆっくりと強まり、
それと共に磁場の南北成分が南向きに強まる変化が
半日近く続きました。
このため、AE指数は最大で800nTに達する
中規模の変化が発生しています。

現在の磁場は北向きに振れていて、
磁気圏は穏やかになっています。

SDO衛星AIA193では、
北半球のコロナホールが太陽の中心線に達しています。
3日後くらいから
太陽風速度の高まりが見られるかもしれません。



太陽の東端の活動の様子。南北それぞれで活動が発生している。SDO衛星AIA171。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の南東端(左下)から噴出するCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
磁場の向き、プラズマの密度、速度、温度
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。