宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (09:39)
昨日、C9.4の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
5/30 --- ---
5/29 14:43 C1.7
12:09 C1.0
07:09 C9.4
5/28 18:52 C3.0
08:00 C7.6

黒点  5/29 (NOAA)
磁場 フレア
2824 4 β C9
2826 4 β C3

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
09:34 459 +1.7
-2 h 433 +4.2
-4 h 457 +1.4
-6 h 411 +0.4
-8 h 408 +1.2
-10 h 414 -1.7
-12 h 427 -4.9

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
09:30 -5 -/ -
-2 h -7 -/ -
-4 h 10 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -4 -/ -
-12 h -6 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 - 6x10^1
5/30 1.6 4x10^2
5/29 15.6 1x10^2
5/28 0.7 2x10^2
5/27 0.7 1x10^3
5/26 0.8 2x10^3

静か 激しい 非常に


















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SUVI131 (GOES)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 5/25 12:43 2824黒点群の活動は落ち着いています。太陽風は低速ですが、CMEによる乱れが近づいています。
2021/ 5/26 12:41 太陽風は低速の状態が続いています。乱れはまだ到来していません。
2021/ 5/27 12:58 太陽風の乱れが到来しました。太陽風は平均的な速さです。Cフレアの発生が続いています。
2021/ 5/28 13:22 太陽風は平均的な状態で、磁気圏は穏やかです。
2021/ 5/29 13:26 C9.4の小規模フレアが発生しました。CMEも発生しています。
最新のニュース

2021/ 5/30 09:39 更新
CMEの乱れは地球にも向かっている様です。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

昨日のC9.4フレアに伴って発生したCMEの
SOHO衛星LASCO C2、C3による動画を掲載します。

コロナの噴出は太陽の右方向が中心ですが、
動画を良く見ると、ガスは太陽の左側へも淡く広がっている様です。
このため、CMEによる太陽風の乱れは、
強くはないでしょうが
地球方向にも飛び出している可能性があります。
発生から3日程度で到来すると考えると、
明後日、6月1日くらいになりそうです。
どの程度の変化がやって来るか、注目してください。

2824黒点群は、その後は目立った活動はなく、
西の端に沈んで行った2826黒点群で
C1の小規模フレアが3回発生しています。

太陽の可視光写真では、
昨夜から太陽の東側に新しい黒点が現れています。
この後、更に発達するでしょうか。


太陽風は、400〜450km/秒と平均的な速度が続いています。
磁場強度は、8nT前後と少し強まっていましたが、
グラフの最後で5nTと平均的な状態に戻っているのかもしれません。

磁場の南北成分は、グラフの中盤で南向きに変化が起きています。
この影響で、AE指数に一時的に
300〜500nTの小規模の変化が発生しています。
全体としては、磁気圏は穏やかな状態です。

SDO衛星AIA193では、
太陽の中心部の東寄りにぼんやりと
コロナホールが見えているくらいです。
CMEによる乱れが到来した後は、
太陽風は穏やかな状態に戻りそうです。




昨日のC9.4フレアに伴って発生したCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。