宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (11:06)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、X2.0の大規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 5 07:25 C4.7
05:15 M1.0
04:24 C2.9
11/ 4 12:28 C8.6
09:41 C5.4
09:05 C3.9
08:26 M2.2
07:56 C9.3
07:12 C5.9
05:15 X2.0
03:47 C4.5
00:06 C3.1
11/ 3 23:29 C3.8
19:59 M2.6
19:36 C3.6
19:03 C3.5
16:11 C3.2
12:18 C2.9
10:20 C3.4
09:05 C4.4
06:51 M4.3
02:07 C7.8
00:41 C3.4

黒点 11/ 5 (NOAA)
磁場 フレア
1334 2 α ---
1337 3 β ---
1338 10 β C4
1339 33 βγδ X2

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:56 338 -1.5
-2 h 353 -2.4
-4 h 357 -4.3
-6 h 316 -2.8
-8 h 317 -3.0
-10 h 305 -3.1
-12 h 315 -2.8

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
11:30 -24 -/ -
-2 h -25 -/ -
-4 h -23 -/ -
-6 h -22 -/ -
-8 h -21 -/ -
-10 h -20 -/ -
-12 h -19 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 1.8 2x10^2
11/ 5 3.0 5x10^2
11/ 4 3.7 3x10^2
11/ 3 0.4 2x10^2
11/ 2 0.3 5x10^1
11/ 1 0.4 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/10/31 14:44 CMEによる太陽風の変動が到来しました。磁気圏は小さな乱れが発生した程度です。
2011/11/ 1 07:51 太陽の東端でMクラスのフレアが2回発生しています。南向き磁場がやや強まっています。
2011/11/ 2 12:22 太陽風磁場の強い南向きが続き、活発なオーロラ活動が発生しました。太陽でフレアが頻発しています。
2011/11/ 3 12:55 太陽東端の1339黒点群でM4.3のフレアが発生しました。Cクラスのフレアも多く発生しています。
2011/11/ 4 10:19 太陽の東端でX1.9の大規模フレアが発生しました。1339黒点群は活発にフレアを起こしています。
最新のニュース

2011/11/ 5 11:06 更新
太陽はMクラスフレアを起こしていますが、活動は比較的落ち着いています。

担当 篠原

昨日の朝にX1.9の大規模フレアが発生しましたが、
その後は、X線の強度もやや下がり、
5日5時半(世界時4日20時半)にM1.0の中規模フレアと、
その前後にCクラスのフレアが数回起きた程度で、
1339黒点群の活動はやや落ち着いています。

しかし、1339黒点群は現在も大きく、複雑な形を保っています。
一旦静かになって、再び活動が強まるという変化もよく見られることなので、
引き続き活動に注目してください。

GOES衛星のX線動画を見ると、太陽の東端の向こう側から、
次の活動的な領域が近づいている様です。
こちらにも注意が必要でしょう。


太陽風は、速度は320〜360km/秒と低速の状態が続いています。
磁場強度も、5nT付近と平均的な状態ですが、
磁場の南北成分が、-2〜-3nTと振幅は弱いですがずっと南を向いています。
このため、AE指数でも小規模の変化が長い時間見られています。

5日8時(世界時4日23時)頃の、ノルウェー・トロムソのオーロラを紹介します。
AE指数は400nTほどの変化です。
北欧の夜空にオーロラが美しく輝いています。

トロムソのオーロラは、10月25日26日の記事でも紹介しました。
この時は、磁気嵐に関連して赤いオーロラが目立っていました。
その動画との色合いの違いを比べると面白いでしょう。


太陽風は、これからコロナホールの影響が及んで、
速度などがいくらか上昇するかもしれません。
変化は小規模になりそうで、特に目立った変化は見られないかもしれません。


昨日のX1.9のフレアによって、太陽放射線も少し上昇しています。
特に大きな変化ではなく、現在は安定しています。



ノルウェーのトロムソで全天カメラにより撮影された、オーロラの様子。
(c) 国立極地研究所、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽放射線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。