宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:55)
今日、M4.3の中規模フレアが発生しました。
また、M1.4の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 3 12:18 C2.9
10:20 C3.4
09:05 C4.4
06:51 M4.3
02:07 C7.8
00:41 C3.4
11/ 2 23:56 C2.8
19:38 C3.2
17:32 C3.4
15:05 C2.2
11:39 C5.2
06:30 C4.8
04:54 C2.8
03:20 C4.1
11/ 1 19:07 C4.4
16:00 C4.1
12:43 C3.2
11:31 C4.5
10:58 C3.5
09:22 C2.7
08:16 C5.3
03:30 M1.3
02:56 M1.4
02:21 C8.3

黒点 11/ 3 (NOAA)
磁場 フレア
1330 2 β ---
1332 1 α ---
1333 3 β ---
1334 6 β ---
1335 5 β ---
1336 5 β ---
1337 3 β ---
1338 5 β C5
1339 4 βγ M4

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 390 -0.3
-2 h 394 +0.2
-4 h 388 +0.1
-6 h 388 +1.2
-8 h 381 +0.1
-10 h 361 -1.2
-12 h 372 -1.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
12:30 -25 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -28 -/ -
-6 h -30 -/ -
-8 h -33 -/ -
-10 h -36 -/ -
-12 h -39 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 7x10^1
11/ 3 0.4 1x10^2
11/ 2 0.3 5x10^1
11/ 1 0.4 2x10^1
10/31 0.5 1x10^1
10/30 0.5 2x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
コロナホール (NAOJ)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2011/10/29 13:25 太陽風はかなり遅い風になっています。コロナホールの影響はまだです。
2011/10/30 09:44 太陽風は300km/秒と遅く、磁気圏も静穏です。これからCMEによる乱れが到来しそうです。
2011/10/31 14:44 CMEによる太陽風の変動が到来しました。磁気圏は小さな乱れが発生した程度です。
2011/11/ 1 07:51 太陽の東端でMクラスのフレアが2回発生しています。南向き磁場がやや強まっています。
2011/11/ 2 12:22 太陽風磁場の強い南向きが続き、活発なオーロラ活動が発生しました。太陽でフレアが頻発しています。
最新のニュース

2011/11/ 3 12:55 更新
太陽東端の1339黒点群でM4.3のフレアが発生しました。Cクラスのフレアも多く発生しています。

担当 篠原

太陽の北半球側の東端に大きく見える1339黒点群で、
M4.3の中規模フレアが、今朝、3日7時(世界時2日22時)に発生しました。
黒点がこちら側に姿を現して、活動も本格的になってきました。

1339黒点群は、この前後にもC7.8、C4.4、C3.2など
多数のCクラスフレアを起こしています。
今後もMクラスフレアなどを起こす可能性があります。

また、SOHO衛星のLASCO C2カメラによると、
同じ頃に太陽の北東に向かってCMEが噴出しています。
しかし、M4フレアよりも1時間くらい早く発生しているようなので、
別の現象ではないかと思われます。
地球に影響はありません。


一方、太陽風は、昨日のニュース以降も磁場が-5nTと
半日にわたって南を向き続けました。
その後、0nT付近に落ち着いています。

この影響で、AE指数は500nTの中規模の変動が、
3日1時(世界時2日16時)頃まで続きました。
その後は、磁場の南向きが終わった影響で、
AE指数もほとんど変化しなくなっています。

この間、太陽風の速度は370km/秒から390km/秒、
磁場強度は6nTから5nTとどちらも安定していました。

今後も落ち着いた状態が続きそうですが、
明後日くらいから、太陽の南半球に南極から伸びているコロナホールの影響が
多少やって来るかもしれません。
緯度が高めなので、ほとんど変化は見られないかもしれません。



太陽の東端から現れた1339黒点群。SDOの可視光写真による。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SOHO衛星 LASCO C2カメラの映像
(c) SOHO (ESA & NASA)

11/ 2 21:36 UT

11/ 2 22:36 UT

11/ 2 23:36 UT

11/ 3 00:36 UT


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星による、静止衛星軌道における高エネルギー電子の変化
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。