宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:48)
太陽フレアは静かです。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気嵐がやや発達しています。
放射線帯電子がやや強くなっています。太陽放射線は静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/22 --- ---
2/21 --- ---
2/20 --- ---

黒点  2/22 (NOAA)
磁場 フレア
2803 1 α ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:02 566 -3.1
-2 h 589 -3.5
-4 h 567 -2.5
-6 h 567 +2.3
-8 h 572 +3.0
-10 h 581 +2.4
-12 h 576 +1.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -43 -/ -
-2 h -26 -/ -
-4 h -22 -/ -
-6 h -21 -/ -
-8 h -26 -/ -
-10 h -31 -/ -
-12 h -41 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 1x10^3
2/22 0.7 7x10^3
2/21 0.7 6x10^3
2/20 0.7 4x10^2
2/19 0.7 2x10^2
2/18 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2021/ 2/17 13:34 太陽風磁場の南向きが続き、磁気圏の活動が高まりました。
2021/ 2/18 12:59 太陽風は平均的な速度に戻っています。黒点が発生しています。
2021/ 2/19 13:10 太陽風はやや低速です。太陽の北東の端から新しい黒点が現れています。
2021/ 2/20 12:58 高速太陽風が到来し、500km/秒に達しています。磁気圏の活動も高まりました。
2021/ 2/21 13:31 太陽風速度は550km/秒に高まり、磁気圏も活動的です。太陽でフィラメント噴出が発生しました。
最新のニュース

2021/ 2/22 12:48 更新
高速の太陽風が続き、磁気圏も活動的です。CMEが発生しています。

担当 篠原

太陽風は、550〜570km/秒の高速の風が続いています。
磁場強度は、5〜6nTと平均的な状態です。

磁場の南北成分は、
南寄りになったり、北寄りになったりしています。
速度が高まっているため、磁気圏の活動は高まった状態が続き、
AE指数では、500nTを超える変化が続いていて、
1000nTや1400nTに達する大きな変化も発生しています。

SDO衛星AIA193では、
高速風の発生源のコロナホールは太陽の西側に進んでいます。
高速太陽風は、これから後半に入っていきそうです。


太陽では、昨日の昼過ぎ、21日14時(世界時21日5時)に、
北東の2803群付近で爆発現象が発生し、
一昨日に続いてCME(コロナ質量放出)が発生しています。

SDO衛星AIA193の動画を掲載します。
爆発が起きてコロナのガスの分布が変化しています。
そして、SOHO衛星のLASCO C2、C3では、
太陽の左側に向かってガスが飛び出す様子が撮影されています。
今回は発生箇所が太陽の左端に近いため、
地球への影響はなさそうです。

可視光写真では、2803黒点群は小さくなっていますが、
中央部の北側に新しい黒点が現れています。

X線グラフは、特に変化はありません。



太陽の北東側で発生した爆発現象。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


太陽の左側に飛び出すCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr


GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。