宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:30)
今日、C1.4の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
12/ 2 08:13 C1.4
12/ 1 13:11 C3.8
11/30 --- ---

黒点 12/ 2 (NOAA)
磁場 フレア
2785 1 α ---
2786 12 β C1
2790 3 β C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:26 417 +0.4
-2 h 392 +1.5
-4 h 544 +2.8
-6 h 529 -1.8
-8 h 472 +2.3
-10 h 484 +3.5
-12 h 509 +2.0

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -10 -/ -
-2 h -9 -/ -
-4 h -8 -/ -
-6 h -8 -/ -
-8 h -12 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -8 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 2.8 3x10^2
12/ 2 4.0 6x10^2
12/ 1 6.5 6x10^2
11/30 3.6 1x10^3
11/29 0.7 2x10^3
11/28 0.7 2x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/11/27 14:11 太陽の北東の端から黒点が現れ、C2.7の小規模フレアを起こしています。
2020/11/28 13:55 Cクラスの小規模フレアが続いています。太陽風は平均的な状態です。
2020/11/29 12:42 Cクラスのフレアが続いています。太陽の南東に新しい黒点が現れています。
2020/11/30 12:09 太陽の東端でM4.4の中規模フレアが発生しました。活動領域はこれから現れます。
2020/12/ 1 12:20 太陽の南東から新しい黒点が現れました。太陽風は530km/秒の高速風になっています。
最新のニュース

2020/12/ 2 12:30 更新
新しい黒点は2790群となりました。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

太陽の南東(左下)に現れた黒点は、
2790群と番号が付けられました。
現れた後の活動は、
昨日の昼、1日13時(世界時1日4時)のC3.8の小規模フレアと、
その他にBクラスの小さいフレアを数回起こした程度で、
現在は落ち着いている様です。

太陽の北東(左上)の2787黒点群があった領域で、
1日16時(世界時1日7時)頃にC1.2の小規模フレアが発生し、
弱いCME(コロナ質量放出)が太陽の左に向かって飛び出しています。
SOHO衛星LASCO C2、C3の動画を掲載します。
発生位置が中心線にやや近いので、
太陽風の磁場の強まりなど、弱い影響がやって来るかもしれません。

一方、2788黒点群は黒点が見えなくなっています。


太陽風は、DSCOVR衛星のグラフでは、
速度が500km/秒前後を推移していますが、
ACE衛星では400km/秒と平均的な状態になっています。

SOHO衛星のProtonモニターも400km/秒前後になっているので、
ACE衛星の速度の方が正しい様です。

磁場強度は、4nTとこちらも平均的な状態です。
南北成分は、北向きの時間が長く、
AE指数は目立つ程の変化はありません。
磁気圏は穏やかの様です。

27日周期の図を見ると、
明日に相当する前周期の11月6日から高速太陽風が始まっています。
この頃に見られていた太陽の南半球のコロナホールは、
現在は見えなくなっていますが、
太陽風速度の高まりも消えているのでしょうか。



太陽の左側に噴き出す弱いCME。SOHO衛星LASCO C2、C3。
(c) SOHO (ESA & NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。