宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (14:11)
今日、C2.6の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/27 05:10 C2.6
11/26 21:45 C3.8
15:43 C1.8
11/25 12:50 C3.4

黒点 11/27 (NOAA)
磁場 フレア
2783 3 β ---
2785 1 α ---
2786 9 βγ C4

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
14:04 403 -0.3
-2 h 415 +1.6
-4 h 421 -0.4
-6 h 416 +2.7
-8 h 430 +2.4
-10 h 432 -0.0
-12 h 455 -1.6

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
13:30 -11 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h 2 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h -2 -/ -
-10 h -10 -/ -
-12 h -7 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 9x10^1
11/27 0.8 2x10^3
11/26 0.8 2x10^3
11/25 0.7 2x10^3
11/24 0.8 2x10^3
11/23 0.7 2x10^3

静か 激しい 非常に


















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27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/11/22 10:30 高速太陽風が到来しています。太陽の南東の端から活動的な領域が近付いています。
2020/11/23 10:21 太陽の南東の端から新しい黒点が現れています。高速太陽風は620km/秒に達しました。
2020/11/24 12:39 C4.3の小規模フレアが発生しました。新しい黒点が東端から現れています。
2020/11/25 12:31 2786黒点群の全体が見えてきました。太陽風は平均的な速度に戻っています。
2020/11/26 13:46 太陽風はやや低速になっています。太陽はやや落ち着いています。
最新のニュース

2020/11/27 14:11 更新
太陽の北東の端から黒点が現れ、C2.7の小規模フレアを起こしています。

担当 篠原

太陽の南東の2786黒点群が大きい姿を見せています。
可視光の拡大写真を掲載します。
昨夜、26日21時半(世界時26日12時半)にC3.8と、
その前後に、C1.8、C1.0の小規模フレアを起こしています。

また、北東の端(左上)から新しい黒点がこちら側に現れています。
この領域で、今朝、27日6時(世界時26日21時)頃に
C2.7の小規模フレアが起きました。
SDO衛星AIA131、193による動画を掲載します。
まだ、端のぎりぎりの所なので、
実際にはこれよりも大きい規模のフレアだった可能性があります。
フレアに伴って、CME(コロナ質量放出)も発生していますが、
地球からは横方向に飛び出しているので、影響はありません。

太陽の南東の端(左下)からも新しい領域近付いている様です。
こちらにも黒点はあるでしょうか。


太陽風は、昨夜にかけて速度が470km/秒へやや高まり、
その後下がり始めて、
現在は400km/秒と平均的な状態に戻っています。
磁場強度は、6~8nTと少し強まっています。

磁場の南北成分は、南北に変化しています。
磁気圏では小規模の活動が発生している様で、
AE指数は、グラフが見にくい状態ですが、
300~500nT程度の変化が発生している様です。

SDO衛星AIA193では、低緯度域にコロナホールは見られず、
太陽風は穏やかな状態になりそうです。



2786黒点群の拡大写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


太陽の北東の端で発生したC2.7の小規模フレア。SDO衛星AIA131、193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。