宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:11)
昨日、C5.7の小規模フレアが発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 9 --- ---
11/ 8 14:13 C5.7
10:01 C2.3
11/ 7 15:11 C1.8
00:17 C1.8

黒点 11/ 9 (NOAA)
磁場 フレア
2780 2 β ---
2781 18 β C6

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:04 421 +2.2
-2 h 445 +1.6
-4 h 441 +1.6
-6 h 443 +1.9
-8 h 460 +1.3
-10 h 460 +0.2
-12 h 461 -0.7

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -6 -/ -
-2 h -2 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 1 -/ -
-8 h -5 -/ -
-10 h -9 -/ -
-12 h -4 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^2
11/ 9 0.9 1x10^3
11/ 8 0.8 1x10^3
11/ 7 0.7 1x10^3
11/ 6 0.8 3x10^3
11/ 5 0.8 3x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
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SUVI131 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/11/ 4 13:02 2781群でC1.1の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速に戻っています。
2020/11/ 5 12:14 C7.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2020/11/ 6 14:05 C1~2の小規模フレアが続いています。太陽風はやや高速になっています。
2020/11/ 7 12:31 2781黒点群は少し落ち着いています。太陽風速度の高まりは終わりそうです。
2020/11/ 8 12:10 2781群でCクラスのフレアが続いています。太陽風は再び高速になりました。
最新のニュース

2020/11/ 9 12:11 更新
2781群でC5.7の小規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な速さに戻りそうです。

担当 篠原

2781黒点群は、昨日の午後、8日14時(世界時8日5時)に
C5.7の小規模フレアを起こしました。
その後もBクラスの小さいフレアが発生しています。

可視光写真では、黒点は昨日よりも少なくなっています。
全体としては縮小が続いている様です。

北半球の2780群は、現在は見えなくなっています。

STEREO Ahead衛星によると、
この後、南半球側の東端(左端)から
活動的な領域がこちら側に回ってくる様です。
今度はどの様な活動になるでしょうか。



太陽風は、今朝まで450km/秒前後で推移していましたが、
その後、速度が下がり始めていて、
400km/秒と平均的な状態に戻りそうです。

磁場強度は、4nT前後と平均的な値で推移しています。
南北成分は、グラフの中盤までは南北に小さく変化していましたが、
後半は弱い北寄りになっています。

AE指数のグラフも、
途中までは小規模の変化が数時間おきに発生していますが、
後半は静かになっています。

SDO衛星AIA193では、コロナホールは特に見られず、
太陽風は穏やかな状態になりそうです。




2781黒点群の可視光写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。