宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:10)
今日、C2.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風の速度がやや高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
11/ 8 10:01 C2.3
11/ 7 15:11 C1.8
00:17 C1.8
11/ 6 09:46 C2.0
08:33 C2.8

黒点 11/ 8 (NOAA)
磁場 フレア
2780 2 β ---
2781 15 βγ C2

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:04 468 +0.3
-2 h 473 +1.1
-4 h 464 +0.5
-6 h 491 -1.5
-8 h 479 -0.4
-10 h 489 +0.4
-12 h 483 +0.4

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
11:30 -13 -/ -
-2 h -8 -/ -
-4 h -10 -/ -
-6 h -9 -/ -
-8 h -11 -/ -
-10 h -8 -/ -
-12 h -2 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^2
11/ 8 0.6 1x10^3
11/ 7 0.7 1x10^3
11/ 6 0.8 3x10^3
11/ 5 0.8 3x10^3
11/ 4 0.8 7x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/11/ 3 13:55 太陽の南東の端から黒点が現れました。太陽風はやや低速です。
2020/11/ 4 13:02 2781群でC1.1の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速に戻っています。
2020/11/ 5 12:14 C7.3の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2020/11/ 6 14:05 C1~2の小規模フレアが続いています。太陽風はやや高速になっています。
2020/11/ 7 12:31 2781黒点群は少し落ち着いています。太陽風速度の高まりは終わりそうです。
最新のニュース

2020/11/ 8 12:10 更新
2781群でCクラスのフレアが続いています。太陽風は再び高速になりました。

担当 篠原

昨日のニュース以降も、
2781黒点群では、C1.8、C2.3の小規模フレアや
Bクラスの小さいフレアが発生しています。
活動の様子をSDO衛星AIA131の動画で紹介します。
小さい輝きが頻繁に発生しています。

2枚目にSDO衛星による拡大写真を掲載します。
黒点群の広がりは大きいままですが、
中に見える黒点は昨日よりも小さくなっている様です。
この後縮小して行くのでしょうか。

北半球の2780群は、昨夜くらいに一旦見えなくなって、
再び出現しています。
現在は昨日よりも大きく見えています。
SDO衛星AIA193によると、
昨夜、7日21時(世界時7日12時)に、
この領域でコロナのガスを吹き飛ばす様な
小さい爆発が発生しています。
弱いCME(コロナ質量放出)が起きているかもしれません。


太陽風は、昨日のニュースの後に再び500km/秒に高まり、
高速の状態に戻りました。
夜になるとゆっくりと下がり始め、現在は460km/秒くらいです。
27日周期の図を見ると、前周期は300km/秒の低速風だったところに、
高速太陽風が2日にわたって続いています。

太陽風磁場の南北成分は、0nT付近で小さく南北に変化しています。
AE指数は300~500nTの小規模の変化が3回ほど発生していて、
やや活動的な状態です。



2781黒点群の活動の様子。SDO衛星 AIA131。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


2781黒点群の可視光写真。SDO衛星。
(c) SDO (NASA)、作図:宇宙天気ニュース


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



AE指数(速報値)
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学WDC




27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。