宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (12:55)
太陽フレアは静かです。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏の最新データがありません。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/20 --- ---
10/19 --- ---
10/18 --- ---

黒点 10/20 (NOAA)
磁場 フレア
2776 2 β ---

太陽風 (DSCOVR)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
12:45 413 +0.7
-2 h 411 -1.5
-4 h 419 +2.2
-6 h 427 +0.9
-8 h 397 -0.6
-10 h 411 -3.1
-12 h 419 +2.8

磁気圏 (京大)
時刻
JST
Dst
nT
 
nT
-:- - -/ -
-2 h - -/ -
-4 h - -/ -
-6 h - -/ -
-8 h - -/ -
-10 h - -/ -
-12 h - -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.5 3x10^1
10/20 0.7 8x10^2
10/19 0.8 3x10^2
10/18 0.8 3x10^2
10/17 0.9 3x10^2
10/16 0.7 2x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線3日1日 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
SUVI195 (GOES)
SUVI131 (GOES)
LASCO (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (DSCOVR)
太陽風 7日 (DSCOVR)
ACE1日7日 (ACE)
衛星電子 (GOES)
衛星陽子 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2020/10/15 13:02 太陽風の速度は270km/秒に下がっています。新しい黒点は2776群となっています。
2020/10/16 14:02 2776黒点群が少し大きくなっています。低速の太陽風が続いています。
2020/10/17 12:52 C3.5の小規模フレアが発生しました。太陽風は低速で、磁気圏も穏やかです。
2020/10/18 12:59 310km/秒の低速の太陽風が続いています。磁気圏も穏やかです。
2020/10/19 12:29 低速の太陽風が続いていますが、速度は350km/秒へ少し上がっています。
最新のニュース

2020/10/20 12:55 更新
太陽でコロナの弱い噴出が発生しています。太陽風は平均的な状態です。

担当 篠原

昨夜、10月19日21時(世界時19日12時)頃に、
太陽の中央部の2776黒点群でA8の小さいフレアが発生しました。
SDO衛星AIA193の動画を見ると、
このフレアに伴ってコロナのガスが飛び出している様です。

この噴出による太陽風の乱れが、
3~4日ほどかけて地球に到来する可能性があります。
弱い噴出なので、
太陽風磁場が強まる様な変化が見られるのではないでしょうか。
この場合、磁場が南向きに強まると,
オーロラの活動が一気に高まる可能性があります。
しばらく注目してください。

2776黒点群では、この他にもB1~2の小さいフレアが数回発生しています。
フレアの活動としては、この規模で安定しています。


太陽風は、19日23時(世界時19日14時)頃に一段強まって、
速度は350km/秒から420km/秒に、
磁場強度は5nTから9nTに、それぞれ変化しています。
磁場強度はその後5nTに下がり、
速度、磁場強度ともに平均的な状態になっています。

27日周期の図を見ると、
前周期と同じ様なタイミングで高まりが発生しています。
この後、高速風へ変化するでしょうか。

太陽風磁場の南北成分は、南北に変化する様になっています。
AE指数のグラフは現在停止していますが、
他の指数を参照すると、磁気圏では小規模の活動が発生している様です。




2776黒点群で発生したA8フレアの様子。SDO衛星AIA193。
(c) SDO (NASA)、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線強度。赤・橙 = 0.1〜0.8 nm、青・紫 = 0.05〜0.4 nm
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



DSCOVRが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、黒線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の紫線)、速度(4番目の青線)
(c) データ:NOAA/SWPC、作図:宇宙天気ニュース



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
φ (度)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr



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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。