宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:11)
今日、C1.3の小規模フレアが発生しました。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
10/14 05:40 C1.3
10/13 --- ---
10/12 --- ---

黒点 10/14 (NOAA)
磁場 フレア
2599 5 β C1
2600 1 α ---
2602 5 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:07 366 -0.8
-2 h 384 -4.5
-4 h 386 -10.5
-6 h 383 -15.8
-8 h 390 -17.9
-10 h 386 -18.9
-12 h 397 -19.7

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 0 -/ -
-2 h 0 -/ -
-4 h 0 -/ -
-6 h 0 -/ -
-8 h 0 -/ -
-10 h 0 -/ -
-12 h 0 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.2 3x10^2
10/14 0.4 1x10^3
10/13 0.4 1x10^3
10/12 0.5 1x10^3
10/11 0.4 5x10^3
10/10 0.4 7x10^3

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/10/ 9 07:05 太陽風は低速風に変わりかけています。太陽は穏やかです。
2016/10/10 16:03 太陽風はやや低速の状態が続いています。
2016/10/11 13:23 太陽風は平均的な速さに戻っています。フィンランドのオーロラをどうぞ。
2016/10/12 13:11 太陽風は平均的な状態が続いています。9月の黒点相対数は 44.7 でした。
2016/10/13 12:23 太陽風の弱い乱れが到来しました。磁気圏は静穏です。
最新のニュース

2016/10/14 13:11 更新
太陽風磁場が強まって南向きに振れ、磁気圏の活動が激しくなりました。

担当 篠原

昨日のニュースの後に、
太陽風の磁場強度はゆっくりと強まって行き、
今朝には、25nTまで高まる変化になりました。
現在は少し下がっていますが、
依然、20nTとかなり強まった状態です。

太陽風の速度は、
昨日の昼過ぎの430km/秒が最高で、
以降はゆっくりと低下が続き、
現在は360km/秒と低速の風になっています。


太陽風の磁場が強まり始める頃から、
磁場の南北成分は、南向きに振れて、
昨夜から今朝まで、
-15〜 -20nTと強い南向きの状態が続きました。

このため、磁気圏はかなり活動的になり、
AE指数は、13日21時(世界時13日12時)から、
14日5時(世界時13日20時)にかけて、
1000〜2000nTと激しい変化が連続的に発生しています。

時間帯としては、この始まりくらいまでとなりますが、
アラスカ、フェアバンクスのオーロラの様子を動画で紹介します。
天気も良く、素晴らしい一夜になったようです。

Dst指数の速報値は、-100nTの変化になっていて、
中規模の磁気嵐が発生しています。


フィラメントの噴出により、
太陽から磁場のかたまりが流れてきたようです。
磁場の向きが南向きに強まったので、
磁気圏にエネルギーが流れ込み、
活発なオーロラの活動を起こしました。

現在の太陽風磁場の南北成分は0nTに戻っています。
このため、磁気圏の活動は弱くなっていくでしょう。
磁場強度も下がり始めていて、
太陽風の乱れはピークを越えているようです。


太陽は、東端の南側(左下端)でC1.3の小規模フレアが発生しています。
この後、新しい黒点群が現れるかもしれません。



アラスカ、フェアバンクス近くのPoker Flatで、世界時13日9〜14時に撮影されたオーロラ。
(c) 情報通信研究機構、(動画加工 : 宇宙天気ニュース)


Dst指数(速報値)は、-100nTまで下がっています。Dst指数の変化はマイナス方向に強まります。
(c) 京都大学WDC


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。