宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (13:22)
今日、C2.8の小規模フレアが発生しました。
また、M1.2の中規模フレアが一昨日発生しています。
太陽風の速度が高くなっています。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/17 11:33 C1.8
10:41 C2.2
03:44 C2.8
00:29 C2.1
2/16 22:36 C1.9
15:35 C2.4
10:46 C3.5
06:34 C4.1
06:14 C4.0
04:30 C1.7
03:42 C2.9
02:46 C4.1
02:14 C2.5
2/15 23:40 C2.6
19:41 M1.2
18:26 C2.3
17:26 C5.2
13:01 C3.9
05:58 C2.4
04:17 M1.0

黒点  2/17 (NOAA)
磁場 フレア
2497 14 βγδ M1
2501 1 α ---
2502 4 β ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
13:15 584 +5.4
-2 h 565 +3.0
-4 h 592 -2.6
-6 h 625 +2.9
-8 h 622 -2.0
-10 h 600 -4.3
-12 h 583 -3.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
13:30 -27 -/ -
-2 h -33 -/ -
-4 h -25 -/ -
-6 h -32 -/ -
-8 h -36 -/ -
-10 h -32 -/ -
-12 h -25 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^3
2/17 0.4 3x10^3
2/16 0.3 3x10^2
2/15 0.4 2x10^2
2/14 0.5 2x10^1
2/13 0.4 4x10^1

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 2/12 11:30 太陽風磁場が南に振れて磁気圏の活動を強めています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 2/13 12:57 太陽風磁場の強まりは続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2016/ 2/14 07:49 M1.8の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
2016/ 2/15 10:58 M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。
2016/ 2/16 12:21 2497黒点群で活発にフレアが発生しています。M1.1の中規模フレアも発生しました。
最新のニュース

2016/ 2/17 13:22 更新
高速太陽風が到来し、600km/秒に高まっています。フェアバンクスのオーロラをどうぞ。

担当 篠原

アラスカ・フェアバンクスで撮影されたオーロラ写真を、
臼井元明さんよりいただきました。

オーロラツアーに参加されたとのことで、
1枚目より、世界時12日10:00、13日10:40、14日05:50の撮影です。
臼井さんによると、3日ともほぼ連続して観測ができたそうで、
太陽風の磁場が南寄りになった頃には、
弱いながらブレイクアップも起きたそうです。

ニュースでは、2月13日、14日、15日の記事で、
太陽風やAE指数の様子を見ることができます。
AE指数は300〜500nTくらいの変化が起きていて、
大きな活動ではありませんが、頭上で輝くオーロラは見事です。

写真の背景には、カシオペヤ座、ぎょしゃ座などの星々が輝き、
オーロラの光を映す雪景色も素敵な雰囲気です。

臼井さんからは、毎年オーロラの写真を送っていただいています。
読者写真集のページでぜひご覧下さい。
今回もどうもありがとうございます。



昨夜より、太陽風の速度が高まっています
16日19時(世界時16日10時)頃に500km/秒を超え、
今日に入る頃には、600km/秒に達しています。
コロナホールの影響がやって来たようです。

15nTに強まっていた太陽風の磁場強度は、
7nTへ下がっています。

27日周期の図を見ると、
高速の太陽風は、前周期よりも1日ほど早く始まり、
最高速度は500km/秒から600km/秒へ高まっています。

SDO衛星AIA193の太陽コロナ写真では、
コロナホールは、南極に近づきながら太陽を東西に広がっています。
高速風の影響もどのくらいまで続くのか、
今後の変化に注目して下さい。

太陽風の高まりにより、磁気圏の活動も強まっています。
AE指数は、1000nTを超える活発な変化が長い時間発生しています。
グラフの後半は、太陽風の磁場強度が下がってきたことも影響して、
変化は小さくなっていますが、
それでも、500nTを超えていて、依然活発です。


太陽では、2497黒点群のフレア活動が続いています。
しかし、フレアの規模はC1〜3程度に留まり、
X線グラフの変化も一段下がっています。

2497黒点群は太陽の西の端に達していて、
このまま見えなくなっていきます。
その後、太陽は穏やかになりそうです。



アラスカ・フェアバンクスで世界時12日10:00に撮影されたオーロラ。
(c) 臼井元明氏


アラスカ・フェアバンクスで世界時13日10:40に撮影されたオーロラ。
(c) 臼井元明氏


アラスカ・フェアバンクスで世界時14日05:50に撮影されたオーロラ。
(c) 臼井元明氏


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC




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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。