宇宙天気ニュース (これは過去のニュースです)

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太陽フレア・磁気嵐・オーロラ活動など、宇宙天気の最新情報をお知らせするページです。

ニュース発行時の
宇宙天気概況

Y. Obana
最新状況 (10:58)
今日、M1.0の中規模フレアが発生しました。
また、M1.8の中規模フレアが昨日発生しています。
太陽風は速度、南向き磁場ともに静かです。
磁気圏は静かです。
太陽放射線と放射線帯電子はともに静穏です。

フレア (GOES)
発生日 JST 検出
2/15 05:58 C2.4
04:17 M1.0
2/14 18:52 C6.9
13:26 C3.4
06:56 C2.1
05:45 C2.5
03:50 C1.6
00:17 M1.8
2/13 19:04 C2.8
07:33 C3.0
02:09 C6.8

黒点  2/15 (NOAA)
磁場 フレア
2497 18 βγδ M2
2500 3 β C1
2501 1 α ---

太陽風 (ACE)
時刻
JST
速度
km/s
南北磁場
nT
10:45 372 +0.1
-2 h 371 -0.9
-4 h 379 +2.0
-6 h 409 -0.2
-8 h 396 +0.5
-10 h 387 -2.8
-12 h 386 -2.2

磁気圏 (NICT)
時刻
JST
環電流
nT
沖縄擾乱
nT
10:30 -12 -/ -
-2 h -11 -/ -
-4 h -14 -/ -
-6 h -16 -/ -
-8 h -20 -/ -
-10 h -19 -/ -
-12 h -16 -/ -

放射線 (GOES)
時刻
JST
プロトン
10MeV
電子
2MeV
最新 0.1 1x10^2
2/15 0.4 2x10^2
2/14 0.5 2x10^1
2/13 0.4 4x10^1
2/12 0.3 9x10^1
2/11 0.4 4x10^2

静か 激しい 非常に


















リアルタイムデータ
27日周期短期 (swnews)
黒点動画 (SDO)
X線5分1分 (GOES)
X線写真動画 (GOES)
SolarMonitor (TCD)
Latest Events (SolarSoft)
AIA193動画 (SDO)
AIA304動画 (SDO)
AIA131動画 (SDO)
EIT195 (SOHO)
EIT284 (SOHO)
LASCO C2 (SOHO)
LASCO C3 (SOHO)
STEREO (STEREO)
太陽風 1日 (ACE)
太陽風 7日 (ACE)
セクター構造 (NICT)
太陽放射線 (GOES)
衛星磁場 (GOES)
衛星電子 (GOES)
衛星環境 (GOES)
衛星電子予測 (JAXA)
Dst予測 (NICT)
AE指数 (NICT)
AE指数 (京都大学)
Dst (京都大学)
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シベリア磁場 (NICT)
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情報ページ
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これまでの経過 (過去のニュースの 閲覧全リスト)
2016/ 2/10 13:04 太陽風磁場が強まり、磁気圏の活動も高まりました。
2016/ 2/11 12:49 太陽風は低速の状態になっています。小規模の磁気圏活動が続いています。
2016/ 2/12 11:30 太陽風磁場が南に振れて磁気圏の活動を強めています。ニュージーランドのオーロラをどうぞ。
2016/ 2/13 12:57 太陽風磁場の強まりは続いています。イエローナイフのオーロラをどうぞ。
2016/ 2/14 07:49 M1.8の中規模フレアが発生しました。太陽風は平均的な状態です。
最新のニュース

2016/ 2/15 10:58 更新
M1.0の中規模フレアが発生しました。太陽風は低速になっています。

担当 篠原

昨日から今日にかけて、
太陽の東端でプロミネンスの美しい変化が見られました。
SDO衛星AIA171の動画を紹介します。
可視光写真で新しく現れた、2501黒点群の周辺の変化です。
地球へ影響が及ぶ現象ではありません。

太陽では、2497黒点群の活動が続いています。
昨日の昼以降、C3.4、C1.0、C6.9、C1.4と小規模フレアが続き、
今朝、15日4時半(世界時14日19時半)には、M1.0と、
この領域で3回目の中規模フレアを起こしました。

2497黒点群は、太陽の西の端に近づいていて、
CMEを伴うようなフレアを起こしても、
地球への影響は及びにくくなっています。


太陽風は、速度が360km/秒に下がり、
低速の状態になっています。
磁場強度は、6〜7nTで安定しています。

磁場の南北成分は、南寄りに変化していて、
AE指数は、300nT前後の小規模の活動が続き、
2回ほど800nTに達する変化も発生しています。


12日に太陽の中心付近で発生したCMEによる太陽風の乱れが、
地球に近づいている可能性があります。
発生から3日ほど経過し、
これから明日にかけて、太陽風の変化の到来に注目して下さい。

磁場が強まって、大きく南向きに変化すると、
オーロラの活動も一気に高まる可能性があります。
ACE衛星のデータとともに、ライブカメラにも注目して下さい。



太陽の東端で見られたプロミネンスの変化。SDO衛星AIA171。
(c) SDO (NASA)、 (動画加工 : 宇宙天気ニュース)


SDO衛星のAIA193カメラによる太陽コロナの様子
(c) SDO (NASA)



SDO衛星による太陽の可視光写真。マウスの矢印を写真に重ねると、黒点番号付きの写真に切り替わります。
(c) SDO (NASA)



GOES衛星の太陽X線データ
(c) NOAA/SWPC



ACEが観測した太陽風の磁場(1番上の枠、白線は全体の強度、赤線は南北成分)
および、太陽風の密度(3番目の橙線)、速度(4番目の黄線)
(c) NOAA/SWPC



リアルタイムAE指数
下段のAEグラフの値が高くなると、オーロラ活動が活発化しています。
(c) 京都大学, NICT



27日の太陽周期に合わせたデータプロット
太陽が同じ面を地球に向けていた27日前の変化から、今後を予想することができます。
(c) 作図:宇宙天気ニュース
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr
太陽X線
○はM以上
太陽風速度
km/sec
セクター
Bx (nT)
IMF Bz,Bt
nT
沖縄変動
nT
沖縄短期変動
nT
静止軌道電子
/cm^2 s sr

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篠原 学( shino@kagoshima-ct.ac.jp )宛てお知らせ下さい。